これまでも「君よ進め」「泣いても 泣いても」など、数々の応援ソングを手掛けていますが、どんな気持ちで応援歌を書いているんでしょうか?

20代前半の時は、「恋愛だけじゃなくて、もうちょっと応援ソングとかも入れたら?」と言われていたぐらい、恋愛ソングがすごく多くて。まだ若かったから、「人を応援するなんておこがましくて歌えない」と最初の頃は思っていて、応援ソングを書いてもあまり出さないようにしていたんです。20代後半になってからは、自分の言葉で自信を持って応援歌を書けるようになってきました。

恋愛の歌が多い中でも、リクエストもらうのは応援の歌が多くて、「恋愛の歌で好きになったんですけど、ライブの最後で応援歌を聞いて、すごく勇気をもらえました」といったメッセージをいただけたり、本当に今になって応援歌の力の大きさを実感するようになりました。今でも応援歌を書くときは、「応援したい」というよりは「一対一で寄り添いたい」という気持ちで、自分で言える言葉を探して書いています。

昨年6月にはエッセイも出版されるなど、藤田さんの紡ぐ言葉の力を感じます。いつも歌詞を書く上で、大切にしていることは何ですか?

「歌を書くぞ!」と意気込んで書いていくよりは、人と喋っていて嬉しかったこととか、印象に残ったこととか、日頃から思いついたことをメモする癖があって。あとは、自分が人と喋っていて、「今日はその人にだけ伝えたけど、これはもっとたくさんの人に伝えたい」という言葉を取り入れてみたり。日々メモ魔みたいな感じですね(笑)


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名古屋出身の藤田麻衣子さん。
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シンガーソングライター・藤田麻衣子さんインタビュー!「きみのあした」と15周年の弾き語りベスト盤への思い

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