ドラン監督といえば定評のある映像と音楽はどうでしたか?

カナコさん  フィルム撮影にこだわっているドラン監督の映像は、レトロな感じで懐かしさがありました。友人と盛り上がっている時は、笑い声や明るい曲、葛藤している時は暗い映像や風の音など、全体の中でコントラストがはっきりしているように感じました。
後藤さん  そうですよね。マティアスとマキシムはどちらかといえば大人しい性格ですし、言葉では表せられない深い感情が、セリフではなく、音楽や演出から伝わってきましたね!

余韻を残すセリフが印象的でもある本作。印象に残ったセリフはありますか?

カナコさん  「君がいないと寂しくなる。…みんな、そう思ってるよ」と話すマティアスが印象的でした。自分の想いを言葉に出して伝えながらも、その想いを隠すようにみんなと付け加えたのかな。 
後藤さん  言葉に出して伝えるのってなかなか勇気がいることなのかも。私は、「クソ女に振り回されているから。そういう言い方は2019年にふさわしくないか」というセリフで、ジェンダー問題の中で女性差別も近代問題視されてきているし、ジェンダー意識への変化を感じました。

最後に、本作ではドラン監督自身が出演していることでも話題!ドラン監督の印象はどうでした?

後藤さん  31歳という若さで俳優、映画監督、脚本家と幅広く活動されていて経験値の高さを映画での表現力で伝わってきました。私も今モデルタレント会社経営と3つの軸で仕事をしていて、ドラン監督の生き方には共感と尊敬をします。
カナコさん  そうですね。表現力の幅がすごいですね。また、不安な時こそ友人がそばにいてくれると訴えかけられるような演出は、自身の体験や友人へのありがたみを重ねているのかなとも感じました。

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グザヴィエ・ドラン監督も役者として6年ぶりの出演!ファンも注目の本作は見逃せない!

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【9月25日公開】話題の映画『マティアス&マキシム』の魅力を人気インフルエンサーがシネマトーク

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Mai Shimomura

Mai Shimomura

岐阜県出身。スタジオやブライダルでの 撮影経験を6年経て、編集者へ転身。 カメラと映画が好きなミーハー女子。 素敵な出会いを写真に記録しながら、 みんなの心に届くモノを発信したい。

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