神社参拝の正しい作法・マナーは大丈夫?初詣までにおさらいしよう!
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2019.12.27fri

神社参拝の正しい作法・マナーは大丈夫?初詣までにおさらいしよう!

初詣をはじめ、神社に行く機会が多くなるこの時期。正しい参拝の仕方について改めて聞かれると、困ってしまう方も多いのではないでしょうか?今回は、きちんとした大人であれば知っておきたい、参拝の作法をおさらい!一連の動作をスマートにこなせば、運気アップにつながる可能性も!?マナーのエキスパート・瀬尾姫民さんに、正しい参拝マナーを聞きました!

一、一礼をしてから鳥居をくぐる

参道や境内の鳥居は、神域と俗世との結界です。鳥居の前で気持ちを整えたら一礼をして、真ん中を避けて先へと進みましょう。帽子をかぶっている場合は、一旦脱いで一礼を。通行方法は神社によって異なるので、それぞれの神社の右側、左側通行に合わせて、人とぶつからないようにするのも大切です。

二、手水舎で身を清める

お参り前には手水を取ります。神様と対面するうえで、清明であることは欠かせません。身も心も清めて、お参りの準備をしましょう。まず、柄杓一杯の水を使って、神様に挨拶をする時に使う手と口の両方を流して、清潔な状態に。濡れた手は、白い無地のハンカチで拭くのが好適です。

[手順1]
右手で柄杓をもって水をくみ、左手を清めます。次に、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。

[手順2]
再び柄杓を右手に持ち替え、左手で水を受け、口をすすぎます。この時、口を手で覆うと◎。改めて左手を清めます。

[手順3]
残った水で柄杓の柄を洗い清め、柄杓を元の場所に戻します。

三、ニ礼二拍手一礼で祈願する

身と心を清めたら、いよいよ参拝へ。拝殿と呼ばれる、厳かな雰囲気に包まれた空間でお参りをします。まずは、神様への感謝を捧げるお供え物・お賽銭を。お賽銭の額に決まりはなく、それぞれ気持ちを込めることが重要です。お賽銭を入れたら、心を込めて二礼二拍手一礼の動作を行いましょう。

[手順1]
お賽銭を入れ、90度を目安に深々としたお辞儀を2回します。

[手順2]
神様に対面していることを意識しながら、二回拍手します。

[手順3]
焦らずにゆっくりと感謝と祈願をします。最後にもう一度、深いお辞儀をします。

四、おみくじを引いて帰る

参拝の締めくくりに、おみくじを引きましょう。ちょっとしたドキドキ感を楽しむのも良し、神様からのお告げを隅々まで読むのも良し。おみくじの結果で一喜一憂するのではなく、そこに書かれている全体のメッセージを日常生活の中で気を付けてみようという意識が大切です。

[手順1]
参拝の折、自分の知りたいことを神様にお伝えしてからおみくじを引きましょう。

[手順2]
おみくじを引く際は、落ち着いて。全体のメッセージを読むことが大切です。

[手順3]
引いたおみくじは持ち帰っても、みくじ掛けに結んでもOK。

「神社は神様を身近に感じられる場。自分ができていなかった作法を見直しながら、美しい日常に改めて感謝しましょう」と瀬尾さん。正しい参拝作法の初詣で、気持ちのいいスタート切りましょう!

今回教えてくれたのは、瀬尾姫民さん

瀬尾姫民さん

(一社)日本プロトコール&マナーズ協会認定サロン「seocolor Academy」代表。カラー、ファッション、ブライダル、プロトコール&マナーにおいて、個人や企業のコンサルティングや研修を行うなど、幅広い分野にて活躍中。http://www.seocolor.jp/

今回撮影した場所 “高牟神社(たかむじんじゃ)”

恋(古い)の水が湧き出る、西暦901年建立の古社。

高牟神社(たかむじんじゃ)

場所
名古屋市千種区今池1-4-18
問い合わせ
052-731-2900
営業時間
参拝自由
https://jinja.nagoya/top/tikusaku/takamu-jinja

※この記事は『menage KELLy』2019年春号 p.72~75を再編したものです

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KELLY Editors

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