愛知・一宮市の「杜の宮市」をレポート!【後編】
#おでかけ

2019.7.2tue

愛知・一宮市の「杜の宮市」をレポート!【後編】

前編では「これからも注目したい! 杜の宮市で出会った『作り手13組』」と題して、魅力的なクラフト作品の数々を取り上げました。続いて後編では、おいしいものを沢山ピックアップしたいと思います。前回と同じくライターの杉山が、当日注目したフード関連のブースを紹介します!

また味わいたい! 杜の宮市で出会ったおいしいもの9選

杜の宮市では、会場の各エリアに、フード系のブースも多数出展していました。まず訪れたのは、アーケードが続く本町商店街。その「おかし横丁」と呼ばれるエリアには、ケーキや焼き菓子、パン、和菓子、プリン、ジャムなどが、ずらりと並んでいました。

itori(イトリ)

最初に紹介するのは、「itori」さん。タルトの美しさに惹かれ、思わず足をとめて撮影。写真は、「アップルマンゴーのタルト」です。itoriさんは実店舗を持たず、愛西市の工房で洋菓子とキッシュを作り、各地のマルシェに出展したり、バースデーケーキなどを予約によって工房で販売したりしています。杜の宮市でも行列ができていました!

auntie’s(アンティーズ)

マフィンやロールケーキ、りんご&カスタードパイなどを出展していたのは、「auntie’s」さん。バターから粉、玉子、牛乳まで、すべて愛知県産のものを使い、愛知の恵みが詰まったお菓子を丁寧に届けています。

カチファアム

「春風かおる柚子林檎ジャム」や「完熟梅とミルクのジャム」など、無農薬の果物を使ってつくった季節のジャムを出展していたのは、「カチファアム」さん。岐阜県の中津川に農園があり、自分たちの手で果物を育てているとのこと。ぜひ、一度おじゃましてみたいです!

和菓子いちの

地元・一宮市から出展していたのは、「和菓子いちの」さん。うるち米や卵、ハチミツなど、顔の見える一宮で生産された食材を中心に、保存料や着色料を使わない、手軽に食べられるお菓子を作っています。一宮で初めて「伊勢神宮外宮奉納品」に選ばれたという、「極みかさね」というどら焼きも販売されていました!

本町商店街を抜けて、真清田神社境内前に広がる「宮前三八市広場」へ。こちらにも、飲食店がずらりと出展していました。まず、おじゃましたのが、「ビストロ プティル」さんです。

Bistro Petile (ビストロ プティル)

ビストロ プティル」さんも一宮市にお店を構え、普段は自家栽培の無農薬野菜を使ったフレンチを、アットホームな空間で提供されています。この日は、“ラム肉”を使ったオリジナルメニューを出展していました。というのも、プティルさんは、「羊」をキーワードに地域活性化に取り組む、「138ひつじプロジェクト」に参加しているからです。詳しくは、こちら「138ひつじプロジェクト」をご覧ください。「ラムチョップ」をいただきましたが、とてもジューシーでクセもなく、非常においしかったです!

ほしのこ食堂

毎日食べたくなるような、素朴なお弁当とお菓子を出展されていたのは、「ほしのこ食堂」さんです。ハマチの木の芽味噌焼きや恵那鶏の唐揚げ、平飼自然卵のだし巻きなど、どのおかずもおいしそう! イベント出展をメインに活動されているそうです。

Çavasiba(サヴァシバ)

一宮市で自然農の畑を営みながら、週に2日間、天然酵母パンのお店を開店。イベントにも出展されている「サヴァシバ」さん。国産小麦と、自然農で育てた小豆やバジル、オーガニックのフルーツやナッツなどを使い、薪の石窯で焼き上げたパンを販売されていました。

たまご屋さんのシフォンケーキ「Sayuri’s chiffon」

一宮市で約90年続く「野田養鶏園」の娘さんが手がける「Sayuri’s chiffon」では、新鮮な卵を贅沢に使って焼き上げたシフォンケーキを販売。添加物は一切使用していないとのこと。しっとりふわふわな食感は、卵白を丁寧に泡立て、濃厚な卵黄と混ぜ合わせることで実現しているそうです。

たねとり農家 青ノ木農縁

最後は、境内の一番奥の「池前横丁」エリアに出展していた、「たねとり農家 青ノ木農縁」さんへ。青ノ木農縁さんでは、自然栽培で野菜や穀物を育て、その野菜と、熟成しょうゆ糀などの、地元の調味料をつかった「畑のやきそば」を、焼き立てで販売されていました。

杜のアトリエinオナリスII

帰る途中、商店街にある「オリナス一宮」(旧西分庁舎)に立ち寄ると、絵本画家の内田新哉さんが、子どもたちとワークショップによって手掛けた「真清田神社の風景」(左)と、豊明市にある少年院「豊ヶ丘学園」の少年たちと描き上げた桜の木が、ちょうどでき上がり展示されていました。

いろいろな場所で、ライブやパフォーマンスが繰り広げられ、とても心地良い空気が、会場を包み込んでいました。

また来年も、ぜひおじゃましたいです!

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WRITER

Masahiro Sugiyama

Masahiro Sugiyama

金沢の出版社、東京の雑誌『自休自足』(現『TURNS』)の編集部を経て、2009年に独立。2016年秋から、地元・愛知へUターン。月刊『KELLy』では、おでかけ記事を担当し、年間200軒以上のショップや飲食店を取材!著書に、『ふだんの金沢に出会う旅へ』『レトロカーと。』(ともに主婦の友社)など。

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