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バリスタの一日がキになる!長久手の人気カフェ「IMOM COFFEE ROASTERS」店長の園田道徳さんに密着
#インタビュー

2023.10.29sun

バリスタの一日がキになる!長久手の人気カフェ「IMOM COFFEE ROASTERS」店長の園田道徳さんに密着

編集部・キムラが気になるあれこれをご紹介する企画「編集部・キムラのキになるコト」。

第三回目は「バリスタの一日」。

カフェ巡りや、コーヒーが好きな人にとって、“カフェで働いてみたい!”と一度は夢見たことがあるのでは?かくいう私もその一人。中でも、立ち姿や振る舞いがかっこいい「バリスタ」は、憧れの職業。けれど、実際どんな仕事をしていて、どんな一日を過ごしているのか、意外と知られていません。

今回は、バリスタの一日を知るべく、長久手市にある「IMOM COFFEE ROASTERS(イムオム コーヒー ロースターズ)」の店長と焙煎責任者を務める園田道徳さんにご協力いただき、密着いたしました。

本格ロースタリーカフェ「IMOM COFFEE ROASTERS」

長久手市にある「IMOM COFFEE ROASTERS」は、自社焙煎したコーヒー豆を使った、こだわりのスペシャルティコーヒーを提供。そのおいしさから、コーヒー好きがこぞって訪れるほど高い支持を得ています。

撮影日は、オープンしてすぐの時間でしたが、モーニングを求め、たくさんのお客様でにぎわっていました。

「IMOM COFFEE ROASTERS」といえば、何といっても、店内に本格的な焙煎機があること。ラインナップは、3種類ほどのオリジナルブレンドに加え、シングルオリジンが7種前後。豆の種類はもちろん、その時の豆の出来栄えなどに合わせて、最適な焙煎具合を追求するなど、細やかな調整ができるのも自家焙煎の強み

とにかくコーヒーにとことんこだわった、ロースタリーカフェなんです。そして、コーヒーだけでなく、長者町にある姉妹店「パーラーイムオム」の焼菓子も楽しめます。

過去記事ではさらに詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

ウォッシュド部門1位&ハンドドリップ日本大会で3位入賞!

ハンドドリップ大会のトロフィーを見せていただきました。トロフィーも笑顔も眩しいです…。

今回、取材にご協力いただいたのは「IMOM COFFEE ROASTERS」の店長と焙煎責任者を務める園田道徳さん。

園田さんは、2022年に「ジャパン ブリュワーズ カップ(JBrC)」で3位入賞、今年3月には「COFFEE COLLECTION」で、ウォッシュド部門で1位を獲得。さらに、先月行われた、ハンドドリップの技術を競う大会「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ」では、見事3位に入賞しました!

…などなど、数々の大会でとにかく輝かしい成績を収める園田さん。
今回はそんな園田さんの一日に迫ります。

焙煎作業~丁寧に作り上げていく姿はまさに“職人”

バリスタでありながら焙煎士でもある園田さんは、焙煎業務も自ら行なっています。その日の焙煎計画次第で、焙煎業務を終える時間が異なってくるそう。
今回、特別に焙煎業務の様子も見せていただきました!

焙煎を行う前に、虫食いやカビ豆などの欠点豆を取り除く「ハンドピック」という作業があります。とても大切な工程だそうで、この作業次第でコーヒーの味わいにも影響が出るそう。手作業で丁寧に取り除いていきます。

チェックをクリアした生豆から必要な分量を量りとったら準備完了です。さっそく焙煎機に投入!

焙煎が進んできたら、テストスプーンで焙煎中のコーヒーを少量抜き取って、豆の色をチェック&香りを嗅ぎ取ります。焙煎中のコーヒーの香りをチェックすることは、豆の状態を知るためにも、適したタイミングで煎り止めるためにも重要。バリスタの五感にかかっています…。

豆の色や香りを念入りに確認しながら、“ここだ!”というところの直前に、バーを回して、豆を排出。排気を焙煎から冷却へと切り替えます。

豆の熱が冷めるのを待ったら…ここでも「ハンドピック」を行います。とても念入り!チェックを終えたら焙煎豆の完成です。

バリスタ業務~お客様に届ける一杯一杯を真剣に

ハンドドリップを行う園田さん。

焙煎から手間と時間をかけて作られた、特別な一杯。

エスプレッソマシンやハンドドリップなど様々な抽出方法を使い分け、コーヒーを提供。一杯のコーヒーが出来上がるまでにたくさんの細かい工程があります。一杯一杯と真剣に向き合うバリスタの姿がかっこいい…!

カフェラテやカプチーノに、ミルクとコーヒーのコントラストを使って、ラテアートを描いていきます。味はもちろん視覚からも楽しませてくれるラテアート。私も大好きです!

3連ハートがかわいい「カフェラテ」(600円)

レジや接客~好みのコーヒーに出合うお手伝い

お客様好みのコーヒーに出合えるように向き合う

お客様と直接コミュニケーションがとれるレジ接客も、大事な業務の一つ。何を頼むか悩んでいる人には、丁寧にヒアリングを行ない、それぞれに合ったドリンクを提案します。

コーヒーへの知識はもちろん、お客様に寄りそって求めているものを提供するコミュニケーション能力も必要です。

店舗管理や運営~コーヒーの魅力を広める活動

IMOM飲食事業部のエリアマネージャーも務めている園田さんは、店舗管理や運営、売り上げの向上やスタッフの育成も行なっています。

さらに、不定期でハンドドリップやブレンドについてのワークショップなどのイベントを開催し、講師を務めることもあるそう。企画提案から携わり、開催前には入念に準備や打ち合わせをします。

バリスタになった理由は?園田さんにインタビュー

スタッフと、仲睦まじく和やかな雰囲気がとても素敵!<>

――バリスタになろうと思ったきっかけや経緯を教えてください。

園田さん 18歳の時に始めた、漫画喫茶でのアルバイトが始まりです。働いていたところが少し変わっていて、漫画喫茶なのに珍しくエスプレッソマシーンが置いてあったんです。エスプレッソで作ったラテをフリードリンクで提供したりして。

――珍しい!

園田さん そこで初めてカフェラテを作るようになりました。それまでは、コンビニの缶コーヒーを嗜む程度だったんですけど、そうやって初めてコーヒーに触れたことがきっかけで「あ、こういう仕事もあるんだ」って、興味を持って。それからプライベートでも、ハンドドリップでコーヒーを入れるようになりました。その時はまだ、仕事にしてまで突き詰めていくつもりは全くなかったんですけど、だんだんコーヒーのことを勉強するようになって、スペシャルティコーヒーに興味を持ち始めました

――徐々にハマっていったんですね。

園田さん そうですね。それから、スペシャルティコーヒーを取り扱っていて、ハンドドリップができるお店で働きたいと思い、名古屋市内にあるコーヒー専門店で5年間働きました。働いている中で、この仕事を続けていきたい、コーヒーを仕事にしたいという気持ちが強くなっていきました。

――イムオムに入社した理由は?

園田さん コーヒー専門店に5年間働いた後、スペシャルティコーヒーや焙煎をもっと学びたくて、池下にある「ペギー珈琲店」で3年間働きました。それから“焙煎を実践したい”という思いから、2021年に「IMOM COFFEE ROASTERS」へ入社しました。

――バリスタとして、やりがいを感じる瞬間はなんですか?

園田さん 「イムオム」には、スペシャルティコーヒーが好きで来てくれる方やコーヒーにすごく詳しい方はもちろん、知識はないけどおいしいから好きという方など、色んな方が来てくれるんですが、みんな「ここのコーヒーが好き」「ここの空間が好き」って言ってくれて。それがすごくうれしい。コーヒーを通じて、おいしさだけじゃなくて、お客様の色んな感情を動かすことができるのが、この仕事のいいところだと思います。お客様のそういう瞬間をたくさん生み出していきたいですね。

――これまでに数々の輝かしい賞を収めていますが、日々技術を上げるためにしていることはありますか?

園田さん そうですね。やっぱり、何度も検証を重ねること。色々変えてみて、こういう味になった、とか。焙煎でも抽出でもそうですが、やっぱり練習の時間っていうのは本当に大事だと思っています。そういう時間は、これからもずっと取っていきたいと思っています。

――これからやってみたいことはなんですか?

園田さん コーヒーの競技会である程度、結果を残してきたので、下の世代のチャレンジを応援していきたいです。最近は興味を持ってくれる人たちが増えてきた印象があるので、そういう人たちにどんどん知識を伝えていきたいです。もちろん、イムオムの中からも入賞者を出していきたいというのもありますが、愛知県内のバリスタが活躍して、愛知を盛り上げたいな、と思っています。

――最後に、これからバリスタを目指そうと思っている方に一言お願いします!

園田さん バリスタの世界って、正直なところ、儲かる職業ではないし、苦労することも多い。辛い部分もたくさんあるけど、やっぱりコーヒーを通じてお客さんの笑顔を見れたとき、本当にやっててよかったなと思うので。コーヒーは知れば知るほど奥深くて、楽しい。ぜひ、一緒に愛知のカフェ業界を盛り上げていきましょう!

——ご協力いただき、ありがとうございました!

Editor Kimura

今回の取材を通して、“バリスタ”という職業の魅力、そして、コーヒーの奥深さを改めて感じました。そして、園田さんからコーヒーへの愛がひしひしと伝わってきました…。そんな園田さんが作るコーヒーが味わえる「IMOM COFFEE ROASTERS」に、プライベートでも伺いたいと思いました! さらに、南区にある姉妹店の「Parlor IMOM」が、2023年10月14日にリニューアルしたそう。こだわりのコーヒーとスイーツを提供しているイムオムにぜひ足を運んでみて。

IMOM COFFEE ROASTERS(イムオム コーヒー ロースターズ)

問い合わせ
0561-57-7285
営業時間
9:00~17:00(LOは16:30)
※モーニングは11:30まで
定休日
不定休
場所
愛知県長久手市蟹原907 
駐車場
7台
支払方法
カード・電子マネー可
予算
昼1000円
公式サイト
http://imom.co.jp/
Instagram
@imom_coffee_roasters

※掲載内容は2023年10月時点の情報です
※価格は全て税込み表記です

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バリスタの一日がキになる!長久手の人気カフェ「IMOM COFFEE ROASTERS」店長の園田道徳さんに密着

WRITER

Eri Kimura

Eri Kimura

三重県出身。学生時代は、読書や映画鑑賞、バンド活動に、アパレル店員として働くなど多趣味全開で奔走。現在は新人編集者として奮闘中!

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