2日目:「ベトナムの古都・フエ」でベトナムの歴史を感じる

続いてやってきたのは、ベトナム中部の古都「フエ」。フエには、ベトナムで最初に世界遺産に登録された「フエの建造物群」がある他、美しいお寺や庭、どこか懐かしい素朴な田園風景が残っています。

まずは腹ごしらえに、宮廷文化の面影を残す美しい宮廷料理を堪能しにやってきました。

フエで人気の宮廷料理レストラン「Tinh Gia Vien(ティン ガー ヴィエン)」。フエの旧市街、住宅地の一角に位置しているこのお店。なんと、王家の血を引く一家が経営するそうで、本格的な宮廷料理のコースが楽しめます。

目に鮮やかな料理の数々…。動物や植物をかたどったカービングが美しく、口に入れるのがもったいなくなるほど。

アンティーク調のインテリアに囲まれた、レトロな建物の店内では、ゆったりと食事を楽しむことができます。

フエ王宮

フエに来たら欠かせないのが、王宮とお寺巡り。ベトナム最後の王朝「グエン王朝」の栄華を残す、歴代皇帝の帝廟や劇場が立ち並び、格式高い当時の雰囲気を味わうことができます。

驚いたのは、城壁に残った生々しい銃痕…。ベトナム戦争の激戦地であったことを物語っています。ベトナムの栄華と歴史を偲ぶことができる特別な場所です。

ティエン・ムー寺

続いて「ティエン・ムー寺」は、400年以上の歴史を持つ、フエで一番古いお寺です。伝説によると、あるおばあさんがこの場所で「この地に支配者が現れて塔を建てる」と予言し、実際に塔が建てられたことから、そのおばあさんが天女だったのではないかという伝説にちなんで「天女の塔」と呼ばれているそう。

ところで、現地の人や観光客が良くかぶっているのを見かける、傘のような形の帽子の名前をご存じですか?これは、「ノンラー」と呼ばれる、ラタニアの木の葉でできたベトナム人の伝統的な葉傘です。

耐久性が高く、蒸れにくい造りになっているため、日よけの帽子として使うほか、多少の雨であれば雨除けとして使用することもできます。市場では、観光客向けのお土産や飾り物として土産物店などに並んでいます。ベトナムらしさあふれるお土産にいかがですか?

次は、フエのフォン川へ移動して、「船上アフタヌーンティー」を体験しにいきます。フォン川はフエの旧市街と新市街を二分して流れる大きな川です。川沿いは両岸とも公園のように整備されていて、ゆったりと散策を楽しむことができます。

ベトナムの国花である「ハス」の花のつぼみから作ったハーブティーを飲みながら、ベトナムの伝統的な楽器、ダン・バウやダン・タムの演奏に耳を傾ければ、身も心もベトナムに浸ることができます。古代の風が吹くフエの古都を眺めながら過ごすティータイムは、まさに至福の時間です。

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3日目:「ベトナムの旧市街・ホイアン」世界遺産にも登録された、美しい街を散策

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Kanon Imai

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座右の銘は「百聞は一見に如かず」。気になったら、まずは体験する派な編集部員。趣味は読書とジョギングで、猫は目に入れても痛くないほど好き。

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