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“親友”から“相方”になった田中さんとの関係性

――ココリコさんのYouTubeチャンネルで、相方・田中直樹さん扮する「山際さん」が、遠藤さんにインタビューされていたのを拝見しました。お二人のやり取りがとても面白かったです! 田中さんからは本について、どんな感想がありましたか?

特になかったですね(笑)。マネージャー経由で、僕が本を出すことは知っていたかと思いますが、そのインタビュー動画も、本が出版するにあたって、本を絡めたネタを作った感じです。

▼自伝を発表したココリコ遠藤に山際がインタビュー!

――普段から個人のお仕事について、お互い話をしたりすることはあまりないのでしょうか。

そうですね。小学生のころから一緒ですし、コンビを組んでもう31年になるので、あんまり各々の活動については話さない感じですね。

――書籍の中でも、田中さんとの出会いについて書かれていましたね。いわゆる“親友”の田中さんと、“コンビ”になったんですね。

他の芸人さんは、「NSC(吉本総合芸能学院)」でコンビ組むことが多いんですけど、僕たちは小さいころから一緒で、そのままコンビになりました。なので、他のコンビとはちょっと空気感が違うのかもしれないです。

――親友の存在である田中さんが相方で良かった、と思うことについて教えてください。

とにかく助かっています。僕が芸能の世界にいきたいと思っていて、でも一人ではいく勇気はなくて。そこで、田中さんを誘ったら、付いてきてくれたんです。田中さんがいなかったら、この世界で活動できていないです。感謝、感謝ですね。

――制作を通して、新たに気づいた自分の一面はありますか?

自分の一面ではないでんすけど、“改めて気づいた”ことはあります。それは「周りの人への感謝」です。
こうやってインタビューを受けていることはスタッフのおかげですし、ダウンタウンさんのおかげで、日本のどこに行っても「遠藤くん」と声をかけていただいていると思います。
今回の書籍のテーマは「縁とタイミングと感謝」なので、それは強く感じましたね。

――エッセイは著者に寄りがちになると思うんですけど、この本は、遠藤さん以外の人の描写が非常に多いなと思いました。

そうですね。僕のフィルターを通した、ダウンタウンさん、木梨憲武さん、明石家さんまさん、タモリさんという感じで、楽しんでもらえたらと思います。

――改めて、「あのエピソード面白かったな」と思うものは?

いっぱいあります! 特に、僕のお父さんの教育ですかね。お父さんが「阪神タイガース」の熱狂的なファンなんですよ。芸能界に入るまで、いわゆる巨人軍の「江川・原・徳光は悪い人間」とずっと洗脳されていて(笑)。その洗脳が解けていない状態で東京に出てきたんです。
それで、徳光さんと初めて会った時に睨んでいた自分が本当に恐ろしいです(笑)。今では徳光さんとも仲良く、徳光さんの息子さんとも仲良くさせてもらっていますけど、そういうこともありましたね。
あとは、タモリさんにかわいがってもらってて、「合コン行くか?」と誘われて行ってみたら、タモリさんの同級生のクラス会で、「あ、そういうことか…」と(笑)

――そうだったんですね(笑)。特にお気に入りの章は、何章ですか?

第4章の「スターから学んだこと」ですね。自分のフィルターを通して、いろんなスターの人の話を書いているので、ぜひ読んでほしいです。
あと、第2章の「野球に打ち込んだ青春時代」です。平成・令和を生きている若い子たちにとっては、「この時代、何ですか?」と思われそうな昭和のバリバリの野球部の話なので、そのギャップとかは楽しめると思いますね。

――お父さんの「阪神タイガース」教育もありますが、野球は遠藤さんの人生において大半を占めているんですね。

小学校2年生の時に野球チームに入って、礼儀とか人間形成、チームワークはもちろんですけど、理不尽とかもいろんなものを学びましたね。

――そこまで野球に打ち込めた理由は?

それは、両親に喜んでもらいたい気持ちですね。今は、自分の子どもの長男が「パパって、僕がプロ野球選手になったら泣く?」って聞いてくるんですよ。「野球選手になっただけじゃ泣かないな。活躍してくれたら泣くよ」って言ったら、「大谷(翔平)選手みたいになったら泣く?」って聞いてきたんで、「そりゃ泣くよ」と言いましたね。
長男は特にそういうのを感じていて、僕もそれに近いのがあって、「いつかお父さん、お母さんを喜ばせて泣かせてやろう」っていう思いが常にあったんですよね。その延長線上で、野球を続けて、甲子園に行って、プロは厳しかったんですけど、多少の理不尽があったとしても、野球に打ち込めましたね。
今思えば、そうやって自分のコミュニティの中で「この人のためにやろう」と思っていたことが、結果的には「いろんな人に支えてもらっていたな」というのはあります。これは、どの職業でも、どの年代でもあると思いますけど。

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【インタビュー】ココリコ・遠藤章造さん、初のエッセイ本『吾輩はアホである』が発売中!

WRITER

Satomi Hirata

Satomi Hirata

千葉県出身。週末の楽しみは、東海の温泉やスパに足を運ぶこと。ヨガ、お散歩も大好きな健康オタク。名古屋歴は浅いながらも、日々の発見を大事に、新鮮で楽しい情報をお届け。

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