名だたる方々との共演で、いろいろと刺激や学びがあったと思いますが、印象に残ってることはありますか?

どの方も素晴らしい方なので、毎日が印象的でした。僕はこれからもお芝居をやっていきたいので、いろいろと質問もさせていただきました。演技のアプローチの仕方とかも皆さん違っていて勉強になりましたし、それぞれアプローチが違うからこそ今でも第一線でいられるんだなと思いました。

特に剛力さんとは、唯一年齢が近いキャストということで、梅好きな僕にご実家の梅を差し入れしてくれました。勘違いしそうになりました(笑)。ちょっと好きなのかなって…ないんですけど(笑)。他のキャストとは違った、同世代としてのお話もできましたし、ちょうど剛力さんが独立したタイミングだったので、「頑張っていこうね!」みたいな、エール交換もできましたね。

なんとかコロナ前の撮影だったというのが良かったのもありますか?

そうですね。ただ、ちょうど流行ってきだしていたときで、完全に前ではないので、本当は撮影後に皆さんとご飯に行きたかったですね。そういうことが全くできなかったので、なるべく現場で一緒にいて、吸収できるものをより得ようということに関しては、コロナの影響は受けましたね。差し入れができなかったりとかもありましたね。

一通り公開ができそうで良かったです!

ちょうど緊急事態宣言も出てしまって、いろいろ不安なことは多いですけど、なるべくコロナに負けないように僕らも今PRを頑張っています。

「人生100年時代」を背景として描いている映画だと思いますが、主演を演じられたことで、ご自身がこれからをどう生きていくか、考えるきっかけになりましたか?

まだ70年ありますからね(笑)。まず老後とかは全然気にしたことないんですけど、お仕事に関して言えば、間違いなくこの映画がターニングポイントになると思います。すごく思い入れのある作品だと思います。プライベートなことでいくと、結婚ですよね。人生の中で重要な行事だと思いますし、それが何歳になるかは、分からないんですけど(笑)。夫婦になることは、永遠のテーマではあるじゃないですか。自分の両親にも孫の顔を早く見せてあげたいなと一人間として思いましたね。ただそれがいつなのかな~と、モヤッとしてますけどね。

まずはボイメンでの活動をはじめ、その他の活動に真摯に向き合っていくことが第一優先なんですね。

そうですね。ちゃんと結果を出して、お仕事をしている身としても成長したいですし、あとはいい人がいれば結婚とかもしたいなと思いますけど。でも、今まで11年、仕事を一生懸命やってきたので、そろそろ大きな結果がほしいですね。そっちの方がモチベーションとしても高いので、その中で『お終活』が間違いなくターニングポイントとなりますね。

より一層いろんな方に見ていただきたいですね!

はい。出演しているのが年配の方が多いので、日常的にSNSをやられている方が少なくて、僕が今マンパワーで頑張っています(笑)。キャストは多いんですけど、その人たち分、僕がPRをやっている感じですね。

だから、水野さんが精力的に告知活動をなさっているんですね。

そうなんです。あと、僕としての想いがあって、もちろん橋爪さんが出てくださるからこれだけ名優の方々が集まってくれたと思うんですけど、言ってしまえば僕が1番有名ではなくて、こういう作品に出てくださった、無名な僕を真正面から受けてくださった部分に関して、僕が一生懸命宣伝することが、みなさんに対してのお返しだと思っています。「今回主演で、座長としてどうでしたか?」と聞かれることが多くて、座長に関しては正直僕が1番ペーペーなので、大したことはできないんですけど、PRの部分でお返しはできると思っているので、そういうところで主演としてお返ししたい想いです。

告知のご挨拶中、みなさんの反応はいかがですか?

行きつけの「濃厚中華そば 佐とう」さんや「味仙」さんとかもそうなんですけど、社長とかはずっとこの映画を撮っていることを知っていたので、とても楽しみにしてくださっていて。そして、それぞれのコミュニティーで広げてくださっているのがすごくうれしいですね。やっぱり地元を中心に活動しているし、ボイメンが地元に根付いているからこそ、こうやって応援してくれていると思うので、感謝していますね。

先行試写会の前に行われた舞台挨拶では、監督・香月秀之さん、水野くん演じる菅野涼太の上司にあたる桃井梓役の松下由樹さんも登壇し、映画でも感じられる温かで仲睦まじい雰囲気で映画の魅力についてお話してくれました。

松下由樹さんからのコメント

ただただ「お終活」というのに留まらず、家族の関係やこの先の人生、今をどう生きようかなど、そういったあらゆることが凝縮された映画です。シニア世代の方にはぜひ見てもらいたいと言いつつ、個人的に私世代の人たちが、実は1番リアリティーをもって、ご覧になるのではないかとも思っています。この先親とどういう風に生活を送っていくか、どんな風に考えようか、または自分の人生をどう考えるか…。ただのエンディングに向かうというよりは、家族とともにどんな風に生きていったらいいんだろうかということを知れたので、本当にたくさん前向きなものが詰まっています。
役者さんもエネルギーがあふれる方ばかりで、それがパワーになって、見終わるとスッと気持ちよくなって、元気になれるんです。皆さんの愛やエネルギーが詰まった映画ですので、ぜひお楽しみください。

香月秀之さんからのコメント

以前、水野くんと一緒に映画『新 デコトラのシュウ 鷲』の舞台挨拶をしたと思いますが、『お終活』は全く違いますから、期待しています。全然違う映画を同じ監督と同じ俳優で撮っているので、楽しみにしていてください。そして、見終わった後は映画情報サイトに「見たよ」とかコメントなどもぜひやってください。そういう回数が増えると映画や映画館が広がったり、エンタメ業界のパワーにつながると思いますので、ぜひご協力ください。よろしくお願いします。

映画『お終活』

5月21日(金)ミッドランドスクエア シネマ他、全国ロードショー
脚本・監督 / 香月秀之
主題歌 / 『切手のないおくりもの』財津和夫
挿入歌 / 『青春の影』チューリップ
音楽 / MOKU
エンディングテーマ / 『あなたへ』清水理子(KING RECORDS)
出演 / 水野勝、剛力彩芽、松下由樹、藤吉久美子、大島さと子、増子倭文江、袴田吉彦、佐々木みゆ、小林綾子、螢 雪次郎、大和田伸也、石丸謙二郎、金田明夫、西村まさ彦、石橋蓮司、高畑淳子、橋爪 功
公式サイト / https://oshu-katsu.com/
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「BOYS AND MEN」水野勝さん主演の映画『お終活』がまもなく公開! 作品の見どころなどをインタビュー

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