東海エリアで活躍する次世代アーティストを応援!vol.3 │ 岐阜県発!期待の星スリーピースガールズバンド「umitachi」
#インタビュー

2023.7.30sun

東海エリアで活躍する次世代アーティストを応援!vol.3 │ 岐阜県発!期待の星スリーピースガールズバンド「umitachi」

東海エリアで活躍する、次世代のアーティストを応援したい!
そんな思いから始動した、東海エリアのアーティストインタビュー企画。

第2回目は、結成3年目にして、東海の音楽シーン大注目バンドとして話題の岐阜県発スリーピースガールズバンド「umitachi」をご紹介します。現在も数々のライブやイベントに出演するなど、ライブバンドとして最前線を走り続けています。

7月19日(水)には、Digital Single『今を生きる君へ』リリース発表とともに、これまでサポートメンバーとして支えてきたアミさん(Ba)が正式加入するなど、新体制を迎え進化した彼女たちに目が離せません!今回は、バンド結成のきっかけやコンセプト、アミさんの正式加入について、たっぷりお話を伺いました。

★今回、インタビューを記念してumitachi『オリジナルタオル』(サイン入り)を1名様にプレゼント!詳しくは記事最後に記載。

PROFILE

2020年12月初ライブ。岐阜県発ガールズバンド。メンバーは、マキノアンジュ(Vo&Gt)とサワ(Dr&Cho)、さらに7月19日よりアミ(Ba)が正式加入した。マキノアンジュの歌声にのせられるストレートな歌詞とumitachiにしか作れないあたたかい雰囲気があなたの心を掴む。(公式サイトより引用)

7月にベースも正式加入!バンド結成の経緯

左からサワさん、アンジュさん、アミさん。

——「umitachi」結成の経緯を教えてください。

アンジュさん 元々、私が大学の友達と組んで始めたバンドなんです。コピーバンドとかではなく、完全オリジナルで始めようってなって。それから、ドラムが脱退しちゃって、そのタイミングでSNSで募集を始めました。そしたら、サワちゃんがInstagramでDMをくれて。

サワさん 応募フォームとかなかったから、直接DMで入らせてくださいーって(笑)。

アンジュさん そう(笑)。8人応募がきてて、全員と直接顔合わせしたんですけど、サワちゃんに会った瞬間「あ、この子だ」ってピンと来たんです。それでサワちゃんにお願いしました。

——それは演奏とかも聞いた上で、ですか?

アンジュさん 演奏は全く聞かず。1回もドラムは聞いてなくて、初めて会った時のインスピレーションというか、もう直感ですね。

——それで、新体制の「umitachi」が始まると思いきや…

アンジュさん そうなんです、それからベースも脱退しちゃって。サワちゃんも入るってなったタイミングだったから「ベースやめちゃったんですが、それでもよければ一緒にやってくれませんか?」ってDM送ったんです。

サワさん やりたいです!って二つ返事でした。

——それから、2ピースバンドとして活動することになるんですね。

アンジュさん サワちゃんとツーピースとして活動し始めてから約2年くらいですが、後半の1年は、サワちゃんのつながりでアミちゃんがサポートに入ってくれていました。

——約1年ほどサポートとして支えてきたアミさんが、7月19日に正式加入されたということで。加入に至るまでの経緯を教えてください。

アミさん 実はこれまでにも一度、お誘いを受けていて。その時はお断りしたんです。

アンジュさん 1回目に誘ったときに、私たち的に「本気でバンドをやっていくために、仕事をやめて入ってほしい」というふうに伝えて断られたんです。それから1年、サポートとして手伝ってもらっている中で「あれ?仕事をしながらでも全然出来てる」ってなっていって、もしアミちゃんが辛くないのであれば、仕事を続けながらでも入ってほしいと再度お願いしました。

アミさん それを受けて「それならもうすぐにでも!」って(笑)。いてもたっても居られなくて、すぐに電話したい!って感じで。

個性バラバラな彼女たちの音楽のルーツとは

——3人それぞれの音楽のルーツはなんですか?

アンジュさん 小さい頃からずっとクラシックバレエやピアノを習っていたので、クラシック音楽がとても身近にあり、根底の部分にあるんじゃないかなと思います。小学生の後半くらいから、「いきものがかり」にハマって、そこから「西野カナ」がファンクラブに入るくらい好きになりました。高校生の時には「西野カナ」と「One Direction」の2つだけ好きだったんです。
でも、兄がめっちゃバンドが好きなんですけど、その影響でライブハウスに行くきっかけがあって、高校卒業間近に初めて行った時にめちゃくちゃ感動して。生で見るライブ、バンドのライブってこんなにすごいんだ!ってなって、そこからドハマり。「ハルカミライ」や、もう解散してしまったんですけど「ROKI」っていうバンドに出会って、人生変わりましたね。

サワさん 色んな音楽を聴いてきたので、“ルーツ”と言われると難しい…。印象に残っているとしたら、大学生の頃、軽音楽部に所属していたんですけど、その時に「チャットモンチー」のコピーをしていて。アミちゃんと一緒に。

——同じ大学だったんですね。

サワさん そうなんです。同じ大学の軽音楽部の同期で。「チャットモンチー」「Hump Back」などのスリーピースバンドのコピーをしていたので、それがスリーピースに興味を持ったきっかけとしては大きいかもしれないです。

——軽音楽部に入ろうと思ったのはなぜですか?

サワさん うーん、特に覚えてないな(笑)。あ、でも、ドラムは大学入ってから始めたんですけど、高校生の時に「go!go!vanillas」を聞いて“私、ドラムやるかもしれないな”って思ったのは覚えています。なんでだろ。

——えー!すごい。

サワさん 高校の文化祭の時に和太鼓をやって、なんかセンスあるかもしれないなって思ったのも結構大きいきっかけだったかもしれないです。

アミさん 私は、小さい頃からずっと「YUI」と「いきものがかり」を聞いていて。高校生の頃か、めちゃくちゃ90年代のオタクになっちゃって、「GLAY」とか「JITTERIN’JINN(ジッタリン・ジン)」にハマっていました。大学に入って、ベースは高校からやってるんですけど、目立ちたくて。普段、ベースってあんまり目立たないじゃないですか。だから、ベースが目立てるスリーピースバンドをすごい好きになって。「チャットモンチー」とか全然今まで聞いたことがなかったインディーズバンドも聞くようになって、「andymori」「GO!GO!7188」とかを好きになりました。楽器が多いバンドより少ないバンドが好きです。

——こうして聞いてみると、三人とも共通点がありますね。

アンジュさん 確かに。私もスリーピースバンドをやりたい!と思って始めたので、リードとかキーボードをサポートで入れることはあるかもしれないけど、今後もずっとスリーピースバンドとしてやっていきたいですね。

自分たちの曲の中で一番好きな音楽

——「umitachi」で一番好きな音楽はそれぞれなんですか?

アンジュさん 私が一番好きなのは「息をしている」です。バンドを始める前は、毎日部屋で一人泣いてて。何かあったわけじゃなく、なぜか“私ってなんで生きてるんだろう”って、生きている意味をすごい考えてしまったりして。その一人ですごく悩んでいたときの思いを歌にした曲だから、一番思い入れがありますね。歌っていて、自分自身も救われる気分になる曲だから一番好きです。

サワさん 私も「息をしている」ですね。アンジュちゃんの曲って歌詞きいてすんなり入ってくるし、情景も思い浮かぶんですよね。「umitachi」に加入したときに、アンジュちゃんが全曲の歌詞の意味を教えてくれたんです。この曲はこういう気持ちで作って、歌詞もこうやってるときに思い浮かんで、とか詳しく教えてくれて。それもあるかもしれないけど、歌詞を思い浮かべながら叩ける曲だなっていつも演奏してて感じています。

新曲「今を生きる君へ」自分を優しく応援する曲

アミさん 私は、まだ全然ライブでやってないんですけど、新曲「今を生きる君へ」が好きで。今までの曲ももちろん好きなんですけど、なんか違う。

アンジュさん 私も、もっとライブでやってたらその曲っていってたかもしれない。 

——アミさん加入と同時発表された新曲ですね。どういうコンセプトで制作されたんですか?

アンジュさん 「息をしている」に通じるところがあるんですけど、上手く生きなきゃいけないなんて誰も言ってないし、そうする必要もないのに、“なんか今日上手く生きれなかったな”って反省する日が過去にあって。そういう自分に対して、人間だから失敗ももちろんあるし毎日うまくいくわけないし、だからもうちょっと自分に優しくなってもいいんじゃないかなっていう思いを込めて作りました。もっと毎日、気楽に生きてもいいんじゃないって背中を押すような曲になったらいいなと。

アミさん 私的には、“優しい応援ソング”って感じがして、すごく好きです。がんばれ!っていう応援ソングというよりも、優しいフォローというか。

——そういう思いが込められた曲が、アミさんの加入と同時に発表っていうのも素敵です。アミさんに対して好きなことをやっていいんだよっていうような感じもして。

アンジュさん そうですね!確かに。この曲に限らず、メロディとギターは私が考えてますが、ドラムとベースはお二人にお任せしているので。それぞれの色が見える曲になってるんじゃないかなと。

唯一無二のジャンルを確立していきたい

——バンドのコンセプトはなんですか?どういうときに聴いてほしいだとか。

アンジュさん 日常生活に寄り添った曲がほとんどなので、ふとした時に聴いて、元気を出してもらったり共感してもらえたりしたらすごくうれしいなと思います。ファンの皆様からは結構“癒し”って言っていただくことが多いですね。癒されるらしい(笑)

サワさん マイナスイオン系で。

アミさん でも、癒し系はもう脱却してもいいんじゃない? 

アンジュさん そうなんだよね。癒してる意識は全くなくて、ただ楽しんでるだけなんです。でも、自分たちのために書いた曲を、自分たちが一番楽しんでやって、それをお客さんたちも楽しんでくれたら嬉しいな。

——聞いてくれる人たちのそれぞれの楽しみ方で。

アミさん そうですね。一人一人の中にある、それぞれの「umitachi」で。ようするに、コンセプトはないということですね。

一同
 (笑)

アンジュさん ジャンルにとらわれたくはなくて、“umitachi”っていうジャンルを作りたいとずっと思ってて。そういうジャンルを確立するくらい、唯一無二の存在になりたいなって思います。

——アンジュさんの歌声もそうですし、メロディも、他にないと思います。

アンジュさん ありがとうございます!

アミさん どんどん尖っていきたいですね。

umitachiとして、これからの目標

——バンドとしてのこれからの目標はなんですか?

サワさん 近い目標としては、森、道、市場に出演したいっていうのがバンドとしてありますね。大きい目標だと、個人的に、海外進出してみたいなっていうのがあって。時々、海外受けしそうって言っていただけたりとか、外国人のファンの方もいらっしゃったりするので。

アンジュさん 私は、近い目標の一つとして、自分たち主催のライブをソールドアウトしたいです。あと、サーキットフェスとかで、入場制限とかもかかってみたい。ほんと小さいことだけど(笑)。会場がパンパンになっているところは見たことがあるんですけど、入場規制まではいってないみたいなことが多いので。大きい目標としては、海外にも行ってみたいし、「umitachi」主催の屋外フェスをやってみたいです。

アミさん あんまり目標をもってやってないんですけど、森、道、市場に出演はしてみたいですね。フェスやイベントに呼ばれるような大きいバンドになったらうれしいなと思います。めっちゃ具体的に言うと、美容院で美容師さんとかに「umitachi知ってますか」ってきいて、「知ってます」って言われたらうれしい。

アンジュさん それめっちゃいい。美容院ってところがまたいい。

アミさん バンド好きな人じゃなくても知ってたら、かなり大きいなって。目標というより夢に近いですね。


——最後に、ファンの皆様にそれぞれ一言お願いいたします。

サワさん 新曲、曲自体もMVも、すべて仕上がりすごくいいと思っていて。自分たちでも自信のある作品ができました。アミちゃん加入もumitachiにとって一大イベントだから、本当にこのタイミングで同時にリリースできるっていうのが、結構自分たちにとって大きいことなので。ぜひ、たくさんの人に聴いてほしいなと思います。

アンジュさん やっとバンドとして新たなスタートに立てたなと思っていて、“私たちはこれから”と思っています。なので、見ていてください!

アミさん 私は一番後から入った身なので、今までのumitachiファンの皆様に、がっかりというか、残念だなと思わせないように。思わせませんが(笑)。逆にすごく進化したなと感じてもらえるような、プラスの要素になるように頑張りますので、umitachiのこれからをぜひ楽しみにしていてください。

★今回、インタビューを記念してumitachi『オリジナルタオル』(サイン入り)を1名様にプレゼント!

▼ご応募は下記応募フォームより
【応募締め切りは2023年8月17日(木)正午まで】


『今を生きる君へ』
2023年7月19日(水) リリース

配信リンク
https://orcd.co/umitachi

撮影/三浦毬
※掲載内容は2023年7月時点の情報です

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東海エリアで活躍する次世代アーティストを応援!vol.3 │ 岐阜県発!期待の星スリーピースガールズバンド「umitachi」

WRITER

Eri Kimura

Eri Kimura

三重県出身。学生時代は、読書や映画鑑賞、バンド活動に、アパレル店員として働くなど多趣味全開で奔走。現在は新人編集者として奮闘中!

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