ART×EATが楽しめる「LOOM」の空間と野菜たっぷりのスープをお目当てに【愛知・安城市】
#カフェ

2022.12.20tue

ART×EATが楽しめる「LOOM」の空間と野菜たっぷりのスープをお目当てに【愛知・安城市】

言わずと知れた名古屋の建築士事務所「エイトデザイン」と、カレーマニアを魅了して止まないカレー店「八O吉」などを手がける「Tailors inc.」がコラボレーションしたお店が、JR「安城駅」近くに誕生しました。

「そんなの、絶対におしゃれでおいしいお店のはず…! 」と、期待を胸にお店に行くと、予想以上に素敵な空間と料理が出迎えてくれました。

JR「安城駅」から徒歩6分。開放感あるアートな空間へ

JR「安城駅」南口を出て歩くと見えてくる、タワーマンションの1階。数々のテナントが並ぶ中でひときわ目を引く、おしゃれな看板が目印です。

扉の先に広がるのは、天井が高く広々とした空間。テーブルやイスはすべて「エイトデザイン」がセレクトしたビンテージの1点物で、デザインや座り心地が少しずつ異なります。

また、「アートを気軽に楽しんでもらえるように」との思いでオープンしたこともあり、店内のあちこちにアート作品が飾られている「EIGHT ART HOUSE」と呼ばれる空間に取材時は、現役大学院生アーティスト・川西りなさんの作品が展示されていました。登場するアーティストは不定期で変わるため、何度も足を運びたくなります。

素材の旨味を感じる、ごろごろスープでほっこり。

「トマトなスープ」(700円)と、モーニングセットに付くマリネとスコーン

LOOMの看板メニューは、野菜たっぷりのスープたち。野菜は「Tailors inc.」で作っているもので、「素材の味を楽しんでもらえるように」と具材たっぷりに仕上げています。中でもイチ押しは、「トマトなスープ」。トマトの風味が生きた味わいで、時間帯を問わずおいしく食べられます。モーニングの時間帯は、スコーンとマリネと一緒に楽しめるセット(1000円)も用意していますよ。

「バスクチーズケーキ」(600円)と「珈琲 薄暮」(500円)。14時以降は、「スイーツセット」(1000円)として注文可能

ティータイムには、「バスクチーズケーキ」を始めとしたスイーツがぴったり。スイーツには全粒粉などの体になじむ食材を多く使っていて、食べごたえがありつつ後味さっぱり。食後でもペロリと食べられます。ドリンクのおすすめは、「珈琲 薄暮」。豊川市のロースタリーカフェ「hikure.」の豆を使ったブレンドコーヒーです。味のバランスがよく、スイーツとの相性もばっちり!

「LOOM」店主・加藤さんにインタビュー

ーーLOOMさんの「生活空間」というコンセプト、素敵ですね。

加藤さん ありがとうございます。もともと、“カフェだけど、ショールームでもある”といった場所にしたかったんですよ。家具はどれも普段の生活になじむ使いやすいものばかりですし、キッチンもあえて中がよく見えるように設計しています。

ーー家づくり・部屋づくりのヒントが得られそうですね。ちなみに、加藤さんのお気に入りの席はどこですか?

加藤さん 壁際の2人がけの席(写真左)ですね。このイス、角度が絶妙ですごく落ち着くんですよ。そこに座ったお客さんの中には、うとうとされる方もいるほどです(笑)

ーー安城でお店を出してみて、名古屋と何か違いを感じましたか?

加藤さん 名古屋だと特定のメニューをお目当てに来る方が多いんですが、安城は空間を楽しみたくて来てくださるお客さんが多いように思います。見ていただくとわかるんですが、このあたりは駅前の割には民家が多いんですよね。この風景は、名古屋のお店を見た後だとなかなか珍しく感じます。

だからなのか、お客さんも食べ物を目当てに来るのではなく、サードプレイス的に過ごしに来る方が多いですね。パソコンを持っていらっしゃる方もいますし、皆さん思い思いに過ごしていただけています。

ーー早くも日常的に使えるお店の1つになっているようですね。そんなLOOMさんの、今後の展望を教えてください。

加藤さん エイトデザインさんと一緒に、安城のまちづくりにも取り組んでいきたいです。ここから少し歩いた場所に商店街があるんですけど、そことコラボして何かできないかなと。

あとは、気軽にアートを楽しめる空間として多くの方に来ていただきたいですね。今後もアーティストさんの作品を常時展示していくので、ぜひいろいろな作品に触れていただけたらと思います。

ライター
シモカワヒロコ

「生活空間」というコンセプト通り、まるで自宅で過ごしているかのような穏やかな時間が流れています。ビンテージ家具と現代アートの組み合わせも、不思議とマッチしていました。野菜がゴロゴロ入ったスープは、ブランチにもちょうどいいボリューム。ゆっくり起きた休日に訪れて、のんびりしに来たいです!

Writer/シモカワ ヒロコ
Photo/ふるさとあやの

※価格はすべて税込
※掲載内容は2022年12月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください

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WRITER

Hiroko Shimokawa

Hiroko Shimokawa

岐阜県岐阜市出身。雑誌編集者、子ども向けイベント屋を経て、2021年9月に独立。現在はフリーランスのライター・編集者として、様々なWebメディア・雑誌等で活動中。マイブームは香水集めと日本画を描くこと。

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