【実例で解説】注文住宅のおしゃれな内装のコツは?一戸建ての成功の秘訣をチェック
#暮らし

2022.3.11fri

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【実例で解説】注文住宅のおしゃれな内装のコツは?一戸建ての成功の秘訣をチェック

おしゃれで素敵な玄関や、使い勝手の良いリビングやキッチン、洗練された洗面室など、新築一戸建てを建てる方におすすめの事例をピックアップ!おしゃれな注文住宅を叶えるポイントを、Baroquck一級建築士事務所・代表取締役 長縄貴人さんに伺いました。

コロナ禍でおうち時間が増えたことで、「機能的で快適な注文住宅を建てたい」「好きな物に囲まれた夢のマイホームが欲しい」など、“自宅でおしゃれな空間を演出したい”という方が増えてきました。

そんな、おしゃれな家づくりの第一歩は内装です。広々とした玄関や、開放感あふれる落ち着いたリビング、使い勝手が良く大容量の収納力を誇るキッチンなど、それぞれの空間をこだわることで、デザイン性も重視した家づくりを実現することができます。

玄関、リビング、キッチン、洗面、中庭の5つの空間ごとの内装をご紹介していきます。

家族が帰ってきてホッとできる玄関は、広めがおすすめ!

編集部 玄関は毎日必ず行き来する場所で、家の内装の顔でもあるなと思います。長縄さんが考える、玄関をおしゃれに演出するポイントについて教えてください。

長縄さん 玄関は、家族やゲストが建物に入る最初の空間です。ホッとできる玄関、温かみのある玄関など、デザイン性を高めていろんな見せ方ができます。ポイントは、ある程度の広さを持たせることが重要になります。

編集部 ある程度の広さ、ですか?

長縄さん 玄関は、靴はもちろん傘や趣味の物、ベビーカーなどさまざまな“物”を置く場所になります。狭くなってしまうと窮屈さをより感じてしまいます。だからこそ、ある程度広めに設計することで、ゆったりとした玄関をつくることができます。

編集部 確かに…!狭い空間に物がたくさんあると、窮屈さを感じて外から帰ってきてもげんなりしてしまいます。玄関は外から帰ってきて、ホッと和む場所。ゆったりとした広さを確保することで、心が落ち着きそうですね。

長縄さん 広さとともに、玄関の内装において重要なのが「ユニークさと遊び心のあるデザイン」です。例えば、玄関扉は引き戸なのか開き戸なのか。リビングへ繋がる扉はどのようなデザインか。このように大まかなことを考えながら、細かな物を取り入れることでデザイン性を増すことができます。こちらの写真は、大判タイルを使った玄関です。玄関扉はオーダーメイドにすることで、より好みのデザインとマッチすることができます。

玄関のポイント

まとめ
おしゃれな玄関を作るには、ある程度の広さを考えることが大事!落ち着いた雰囲気を演出しながらも、建具など細かな部分はオーダーメイドでつくることで、こだわりの空間を演出することができます。玄関周りはスッキリと。これが玄関づくりのポイントです。

心地良さを重視しながら、遊び心をプラスしたリビング

編集部 おしゃれな内装にしたい!とイメージしたときに、最初にリビングを思いつきますね。それぐらい家づくりにおいては、リビングが重要な箇所ということですね。

長縄さん リビングは、特に力を入れるところです。リビングは、どんな空間が居心地いいかをヒアリングしながら、お施主様に合わせた好みのテイストを創り上げています。最近では、ラグジュアリーかつ素材感のあるリビングをつくりたいという方が多いです。

編集部 こちらの写真も、とてもラグジュアリーで開放感もあり「居心地が良さそう」と感じてしまうくらい素敵なリビングですね!

長縄さん 洗練されたホテルのような空間をイメージしました。素足で歩いても心地良い床暖房対応の床や、大きな窓を取り入れた吹き抜けで、開放感ある空間を演出しています。

編集部 写真奥の棚の下に空間がありますが、こちらは?

長縄さん これは、人気のバイオエタノール暖炉です。暖炉の燃料は、薪ではなくバイオエタノールの液体。煙が出ないので、メンテナンスも簡単です。暖炉の裏には玄関のアプローチで、外から帰ってきても暖炉が眺められるように遊び心を大事にしています。

編集部 こちらのリビングもとてもおしゃれでカッコいいですね!

長縄さん このリビングも「シャープでかっこいい空間にしたい」というご要望があり実現しました。特徴としては、リビングと外の中庭がフラットにつながっている点です。近年、コロナ禍ということもあり、あまり外出することもできないので自宅のお庭で食事を楽しみたいというご要望も多くいただきます。中庭は第2のリビングとして活用できるように設計しました。

編集部 晴れている日はテーブルを中庭に出して食事を楽しんだりと、おうちの中でも気軽にアウトドアできるような空間があるのはうれしいですね。

長縄さん 素材を統一させているので、より、中庭とリビングが繋がっているような雰囲気を演出することができます。リビングはダウンフロアにし、キッチンとリビングの間には階段を設けたことで、それぞれの空間の仕切りができていますね。ダイニングキッチンとリビングを離したいという要望をいただき、スキップフロアを提案しました。

編集部 リビングの照明使いもとてもおしゃれです。

長縄さん 特にリビングの照明は明るく見せるところ、癒しのような照明になることが必須です。間接照明を積極的に取り入れるなど、ライティング次第で空間をおしゃれに演出してくれます。

リビングのポイント

まとめ
リビングは家族がゆっくりとくつろぐ場所。最近では、ホテル空間のようなラグジュアリーさをプラスした洗練された内装デザインがおすすめ。バイオエタノール暖炉を使用したり、間接照明を取り入れたり、細かな点をこだわることで、よりおしゃれなリビングをつくりあげることができます。

使い勝手の良さと家事動線を融合したオーダーメイドキッチン

編集部 内装の中でもリビングと同様にこだわるのがキッチンですね。

長縄さん キッチンのテーマは「使いやすさ」です。キッチンは、それぞれのご家庭ごとに使い勝手も違います。しっかりとヒアリングをした上で、使い勝手や家事動線を考慮したキッチンを提案しています。

編集部 長縄さんが考えるおしゃれなキッチンとは?

長縄さん おすすめはII型キッチンです。II型キッチンとは、シンクとコンロが分かれているタイプのことを言います。壁付けキッチンとアイランドキッチンが融合したキッチンで、II型キッチンはメリットがたくさんあります。例えば、洗い物(シンク)の高さを腰が痛くならないように少し高くして、コンロは低くして調理をしやすくするなど、それぞれの高さを変えることができます。また、レンジフードを壁付け側に設置することができたり、油ハネなども壁でカバーしてくれるのでおすすめです。

編集部 確かにアイランドキッチンには憧れはあるのですが、レンジフードを設けた時に空間に狭さを感じたり、油ハネが気になったりするので、二つのタイプが融合したキッチンは使い勝手も良さそうです!

長縄さん キッチンは毎日使うので、使い勝手の良いものが一番。大容量の収納力も設けながら、食品や日用品などのパントリーも設けることで、キッチン周りをスッキリと演出することができます。

編集部 こちらのキッチンもII型キッチンですね。

長縄さん そうです。ここのキッチンは床を15cm下げてダイニングテーブルとフラットにしているのが特徴です。シンクとテーブルが横一直線なので、食器の片付けも簡単で家事効率も上がります。私たちが提案するキッチンは90%以上オーダーメイドで、既製品はほとんど使っていません。お施主様からも「自慢のキッチンです」とうれしいお声もいただいています。理想のキッチンをつくることで、料理も家事もモチベーションが上がる場所になって欲しいなと思っています。

キッチンのポイント

まとめ
家事動線や見た目の良さからもおすすめなのが「II型キッチン」。それぞれのキッチンのメリットを詰め込んだII型キッチンを取り入れることで、おしゃれなキッチンをつくることができます。また、ダイニングテーブルとキッチンを横一直線にすることで、使い勝手も抜群!

おしゃれで便利!ライフスタイルに合わせた洗面台のつくりかた

編集部 コロナ禍で家の中でも予防するために、洗面室のあり方も変わってきたように思います。

長縄さん 特に洗面台の位置がコロナ以前とは変わりました。最近では、家に帰ったらすぐに手を洗いたいという要望も多くいただきます。ですので、玄関横に洗面台を設ける方も増えてきました。こちらの写真も玄関横に設置している洗面室です。ランドリースペースとは分けてあえて洗面室のみにし、来客の方も自由に使えるように設計しました。

編集部 ランドリースペースを別に設けるというのも新しい発想ですね。どうしても洗面室の横にあるランドリースペースは生活感が出てしまうというのが悩みのひとつだったので、このように分けて設計するというのは勉強になります。

編集部 こちらもホテルのような雰囲気の洗面室で素敵です。

長縄さん この洗面室の特徴のひとつとして、水栓が壁から出ているタイプを採用しました。デザイン性もあり、掃除もしやすいのが特長です。洗面室の横幅は160cmと長めに設計しているので、朝のバタバタとした時間でもゆとりある空間を演出しています。細かなところに遊び心を設けることで、よりスタイリッシュな洗面室をつくることができます。

編集部 収納も多く設けることでよりスッキリとした雰囲気になりますね。

長縄さん 洗面台の背面にある格子状の扉は、ファミリークローゼットになっています。洗面室の背面に設けることで、朝の支度がしやすいような生活動線に仕上げました。ファミリークローゼットの間取りについてはいろんな考えがありますが、洗面室の近くに設けることもおすすめです。洗面室とキッチンも動線が楽なように設計しています。デザイン性はもちろん生活動線を考慮するのが内装のポイントです!

洗面室のポイント

まとめ
どうしても生活感が出てしまうのが洗面室の悩み。おしゃれな洗面室を実現したいなら、ランドリースペースを別に設けるというのも一つの手。また、洗面台の広さを出すことでゆとりある空間を演出することも。間接照明をプラスすることで、ホテルのようなスタイリッシュでおしゃれな洗面室が叶います。

四季折々の景色が楽しめる中庭で上質なライフスタイルを

編集部 中庭がある家に憧れます。中庭のポイントについて教えてください。

長縄さん 中庭をつくる上で大事になるのが「軒」です。軒とは、建物の壁よりも外に出ている屋根のこと。雨の吹き込みを防いでくれたり、外壁や内装を保護する役目もあります。夏場は太陽の位置が高く、軒が深いことで日差しを遮ることができ、冬場は太陽の高度が低くなるので、太陽の熱を室内全体に取り入れることができます。

編集部 日本の四季折々を体感できるのも中庭の魅力ですね。

長縄さん こちらの中庭では落葉樹の樹木を取り入れており、初夏になると緑豊かな景色で、秋から冬にかけて葉っぱが落ちていく様も風情があって良いですね。また、L型の平屋タイプなので、中庭を中心にそれぞれの空間がつながっているというのもこだわりです。

編集部 まるで南国のホテルのような雰囲気で癒されます!

長縄さん コロナ禍で、自宅の中でも自然と触れ合いながら楽しめるスペースを求めるお施主様も増えてきています。こちらは、アジアンテイストのガーデンです。室内とガーデンを行き来できるような“つながりのある庭”を意識してつくりました。

編集部 椅子に腰掛け、家族はもちろん気心知れた仲間と語り合ったりと、いろんな使い方ができそうですね。

長縄さん アフターコロナデザインとして、自宅に居ても外で楽しめるようなライフスタイルが増えてきました。中庭や庭を自分好みにつくることで、より上質な暮らし方ができます。

中庭のポイント

まとめ
中庭をつくるにおいて重要なのが「外と中とのつながり」です。行き来しやすいように段差をなくしたり、同じ素材を使用したりすることでつながりをつくることができます。中庭をつくる際は、周辺環境を考慮しながら外からの目線を無くすための設計もポイントです。

おしゃれな内装にしたい!という方は外観にもこだわろう

編集部 おしゃれな内装とともに、さらにこだわりたいのが家の顔でもある「外観」です。

長縄さん 外観は建物のバランスが大事になります。フォルム、素材、窓の位置など、いかにかっこいいか、おしゃれかにこだわるのが建築側の腕の見せ所。縦横の比率を考えて設計をしないと、よくある普通の外観になってしまうことも…。内装はもちろんですが外観もおしゃれにすることで、より個性あふれる家づくりをすることができます。

▼外観については、こちらの記事も合わせてチェック!

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おしゃれな注文住宅を叶える3つの秘訣!新築一戸建ての外観・内装・間取りの後悔しないポイントも解説

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新築一戸建てを建てるなら、おしゃれで機能的なデザインの注文住宅にしたいですよね。 今回は、外観や内装、間取りの失敗あるある、後悔しないためのポイントなどを、Baroquck一級建築士事務所・代表取締役 長縄貴人さんに伺いました。 愛知・名古屋近郊や岐阜エリアで、自分らしいおしゃれな注文住宅を実現したい方は必見です! おしゃれな注文住宅を建てるための3つのポイント! 「子どもが小学校に上がるタイミングでマイホームが欲しい」「アパートが手狭になってきた」など、家族のライフステージが変わることでマイホームを検討している方の中に、「趣味に囲まれた豊かな暮らしがしたい」「長く住む家だからこそ家族が笑顔あふれる空間にしたい」など、“自分らしいライフスタイル”のある家づくりを好む方が増えてきました。 特に“おしゃれ”“素敵な”といったキーワードをもとに、機能性はもちろんのことデザイン性も重視した家づくりも増えてきています。 注文住宅の良さは、設計事務所や建築会社がお施主様と何度も打ち合わせをしてから施工をするため、自由度が高く、細かいところまで自分好みのデザインや間取りが叶うところ。 自分たちで決めることができるため「外観はどんな風にしたらいい?」「どんな間取りをつくれば良いの?」と悩んでしまうことも。 そこで、おしゃれで素敵な自分たちらしい注文住宅を建てるためのイロハをお届けします! その1)外観は“縦横の比率”でおしゃれさが増す 編集部  外観をおしゃれな雰囲気に仕上げたいな〜って思っているんですが、どんな風に考えて良いか分からなくて。インスタグラムなどのSNSを参考にしても、なかなか「これ!」っていう外観の写真って、載っていないんですよね…。 長縄さん  内装デザインとともに、外観デザインはとても大事なんです。確かにインスタグラムなどのSNSを見ていると、室内はすごく個性があり、細かく考えられた空間デザインになっていますが、外観はよく見るデザインや、なんだかバランスがイマイチ…という場合もあります。外観は、設計士の手腕が色濃く表現される部分であり、おうちの“顔”!だからこそ細部にまでこだわる必要があります。 編集部  どうすれば素敵でおしゃれな外観になりますか? 長縄さん  おしゃれな外観にするために重要なのが“縦横の比率”です。この比率をしっかりと守ることが美しい外観をつくりあげることができます。 長縄さん  例えばこちらの写真。三角屋根が印象的な外観も、縦横の比率を意識しながら設計しているので、シンプルかつ美しい雰囲気が演出できます。 編集部  素敵!見たことがない外観ですね。確かに縦横比のバランスが素晴らしい〜。シンプルでスタイリッシュ。こんな家に住んでみたい! 長縄さん  初めてマイホームをつくるご家族にとっては、外観の縦横の比率は難しいと思います。なので、私たちバロックデザインワークスでは、外観デザインをお施主様の意見や好みをヒアリングしながら、さまざまな視点から提案をしています。写真のような三角形の外観、のどかな田園に溶け込むような外観、変形地を活かした外観デザインなど、ライフスタイルや周辺環境などのバランスを考慮しながら、要望をカタチにしています。 編集部  比率って重要なんですね。土地の形もさまざまなので、設計士さんや住宅会社に好みを伝えながら、おしゃれな外観をつくりたいですね! 外観 ポイント おしゃれな外観をつくりあげるには、“縦横の比率”をしっかりと考えることが大事。信頼のおける建築士やデザイナーなどの住宅会社に要望を伝えながらも、プロからの提案も受け取ることで、スタイリッシュでかっこよくおしゃれな外観が実現できます。 その2)シンプルで作り込みすぎず、機能性も兼ね備えた内装が◎ 編集部  内装はとことんおしゃれにしたいです!やはり、人気やトレンドの内装を取り入れるのが良いですか? 長縄さん  実は、その時のトレンドや人気で取り入れる内装デザインは、注意が必要!流行はその年で違う場合もありますし、取り入れすぎると飽きがきてしまうことも。マイホームは、長くずっと住み続けるからこそ、頑張りすぎないデザインが良いんです。 編集部  なるほど〜!住宅においても、流行りすたりのデザインがありますよね。シンプルな方が居心地良いかも。 長縄さん  内装自体はシンプルにして、インテリアなどでその時々のトレンドカラーを取り入れることで、いつでも自由に、好きな時に変えることができるのでおすすめです!また、内装で女性が特にこだわるのはキッチンですが、編集部さんはどんなキッチンが理想ですか? 編集部  そうですね、やっぱり開放感があって、広いキッチンに憧れを持ちます!友人を招いてホームパーティーができるような。シンプルで使い勝手も良いキッチンがいいですね。 長縄さん  広くて開放感あるキッチンといえば「アイランドキッチン」がおすすめです。アイランドキッチンとは、シンクとコンロが一体型となり、島のように独立しているタイプのことを言います。キッチン周りに仕切りがないので開放的な雰囲気をつくることができますが、キッチン全体が丸見えになるので、洗剤やスポンジなど生活感が出てしまったり、汚れが飛び散りやすいことも。もしアイランドキッチンをつくる場合は、コンロ周りに20cmほど立ち上がりのある囲いをつくることで、油はねのカバーや生活感が出にくいようにつくることもできます。 編集部  そうなんですね。広々としたキッチンをつくりたいと思っていても、生活シーンもイメージしながら考えていかないといけませんね。 長縄さん  バロックデザインワークスでは、こちらの写真のように、シンクとコンロを別にした、セパレートタイプの「Ⅱ型キッチン」をつくることができます。例えば、シンクは高さ90cm、コンロは85cm…というように、シンクでは腰が痛くならないように、コンロは鍋などを使うので5cm低くしたりと、用途によって高さを変えられるんです。また、コンロは壁付きタイプにしているので、油はねも心配なし。アイランドキッチンというと、最初はイメージがつかない方も多いのですが、オープンハウスや内覧会にきた際に、このキッチンを見て一目で気に入る方もいらっしゃいますね。 内装 ポイント 人気のデザインやトレンドを内装に取り入れるのではなく、シンプルで飽きのこないデザインにすることがベスト。デザインとともに機能性を兼ね備えることで、生活や家事動線もスムーズに。「こうしたい」という理想と合わせて、生活シーンにマッチした内装を考えましょう。 その3)間取りを考える上で、家族の現在の生活スタイル・物の量を知ろう 編集部  マイホーム初心者にとって「間取り」はハードルが高くて、何をどうやって考えたらいいか分からないんです…。 長縄さん  まず間取りを考える際には、必ず“収納”について考えることが必要です。「収納がたくさんある家に住みたい」「ウォークインクローゼットをつけたい」「シューズクロークやパントリーは絶対入れたい」という方が多くいらっしゃいますが、実際に現在持っている物が、その場所・空間に必要なのかを今一度考えることが大事。全てを取り入れてしまうと、収納空間を持て余してしまうこともあります。 編集部  ウォークインクローゼットやパントリーってすごく憧れますが、今自分が持っている物や使っている物の量を見つめ直して、必要か不要かを決めないといけませんね。 長縄さん  それぞれ収納空間をつくらなくても、意外に壁面の収納で収まるという場合も。柔軟に考えることでコストダウンにも繋がります。そして、大きな空間に全てを詰め込むのではなく、適材適所に収納を設けることで、すっきりとシンプルな雰囲気を演出することができます。バロックデザインワークスでは、お施主様と収納のだけで、約5回は打ち合わせを行います。 編集部  収納の打ち合わせだけで5回ですか?!それはありがたい〜! 長縄さん  打ち合わせでは「今、住んでいる家にどんな物があるのか?」「洗面の歯ブラシの置き場は?」「年に一度だけ出す雛人形の収納スペースってどうする?」など事細かにヒアリングを重ねることで、収納空間の大きさ、場所、間取りの位置も変わります。実際にお施主様のご自宅に伺って、物のリサーチをすることも。それくらい収納は間取りにとって重要な箇所になります。 編集部  間取りを考える上で、まずは今の暮らしを見つめ直すことが大事なんですね。その他にも、間取りに関して知っておくべきことや、事前に考えないといけないことはありますか? 長縄さん  あとは、「鬼門」「裏鬼門」について知っておくこと。そもそも「鬼門」とは北東の方角のことで、「裏鬼門」は鬼門の反対側で南西の方角にあたります。これらの方角で避けるのは、玄関・門などの入り口となる部分、キッチンやトイレ、お風呂などの水まわりです。これらは建て終わってから知ると後悔してしまうポイントのひとつではありますね。 編集部  確かに…。全く知らなくて、後から気付いたり言われたりするとショック。家づくりにおいての最低限のマナーとして、知っておくべきことかもしれませんね。 間取り ポイント 間取りを考える際には、今住んでいるアパートやマンションなどの家にどんな物があるのか、何を使っているのかを見直しながら、収納空間の有無、大きさなどを考えることが必要!また、後悔しないためにも、「鬼門」「裏鬼門」でNGになる空間を知っておくと◎。 注文住宅&店舗の設計事例をチェック!家づくりのリアルボイス おしゃれな注文住宅を叶える3つの秘訣をおさえたら、次はバロックデザインワークスで家づくり・店づくりを行った、施主のみなさんのリアルボイスをチェック。家づくりのこだわりや悩んだ部分など、じっくりとお話を伺いました。最新の設計事例とともに、リアルな声を聞きながら理想のマイホームを想像してみてください。 まずご紹介するのは、「さんかく三角のいえ」。二つの三角屋根が並ぶ、特徴的なシルエットの平屋です。「屋根の形状が複雑になると雨漏りしやすくなるので、排水を意識した構造になっています。また、三角形が可愛く見える比率にもこだわりました」と、バロックの代表で担当の長縄さん。デザイン性はもちろん、気密性能・C値0.6以下、耐震等級3と、機能性にも優れています。施主の伊藤さんに詳しくお話を伺いました。 ――バロックさんとの家づくりがスタートしたきっかけは? 伊藤さん 夫と長男5歳、長女1歳の4人家族で、住んでいたアパートが手狭になったので家を建てることになりました。何社か見て回りましたが、どこよりも柔軟に対応できることとデザイン性の高さが決め手となり、バロックさんにお願いしました。 ――自宅で一番気に入っているところは? 伊藤さん どこをとっても暮らしやすいのでなかなか決め難いですが、リビングダイニングです。一日の大半を子どもと過ごすので、大きなキッチンはとても作業がしやすく、リビングも見通せます。庭が見える大きな窓は解放感があり、心身ともにリラックスできる、とても居心地が良い空間になりました。 カウンター付きで使い勝手の良いソファは、岐阜・各務原の木工家具工房〈tokotowa〉によるオーダーメイド ――長縄さんの提案で採用した部分は、どんなところですか? 伊藤さん 最初に長縄さんからいただいた図面を見て、外観デザイン、家事動線を考慮した間取り、すべてがまさに要望通りで驚きました! 契約前にオープンハウスを見学したことがあり、長縄さんのセンスは信頼できるものだったので、イメージがぼんやりしていた部分は、ほとんどご提案いただいた通りの仕様になっています。外観デザインから生まれた余剰空間はロフトにして、長男の部屋の寝る場所としても提案してくださいました。 ――家づくりで悩んだところはありますか? 伊藤さん 正直、あまり悩みませんでした(笑)。強いて言えば、収納を考えるにあたって、自分の家の物の量をはかる作業は少し大変でしたね。子どもが大きくなるにつれて物は増えていくので、「どのくらいあれば収納が足りるだろうか?」「どこに何をしまおうか?」と、使い勝手をイメージするのに少し苦労しました。 ――バロックさんにお願いして良かったと感じたところは何ですか? 伊藤さん まさに理想通りの家ができたことはもちろん、打ち合わせ回数の多さは、私にとって安心できるポイントでした。急に思いついたことや聞き忘れたことがあっても、メールやメッセージなどで気軽に聞くことができ、柔軟に対応してくださったので、安心して家づくりができました。 次に、バロックデザインワークスが設計を手掛けた、岐阜・八百津町のカフェ「cafe eight songs」を営む尾塩さんにお話を伺いました。 ――バロックさんとの家づくりがスタートしたきっかけは? 尾塩さん 設計から施工管理までやっていただけるところをインターネットで検索していて、施工事例などを見て問い合わせました。 ――お店で一番気に入っているところは? 尾塩さん シンプルな外観と温かみのある内装です。基礎から立ち上げてあるベンチは、自分たちでは絶対に思いつかないものでした。遊び心ある手洗いも気に入っています。 ――店づくりで特に悩んだところ、苦労したところは何ですか? 尾塩さん 屋根の素材は難しくて悩みましたが、長縄さんの一声で即採用。もちろん正解でした! 初めて図面をいただいた時も、「自分たちの要望がちゃんと伝わっている。いや、それ以上にスゴいものができそうだ」と感じ、提案していただいたものはほとんど採用しています。予算内で想像以上のものを提案していただきました。 ――バロックさんにお願いして良かったと感じたところは何ですか? 尾塩さん シンプルなものを希望していましたが、シンプルだけど簡単じゃないものができました。自分たちだけでは、簡単なものしかできなかったと思います。お店のロゴもお願いしたのですが、大体のイメージを伝えただけで素敵なデザインができあがってきて、感動しました。そして何より、長縄さんという人に出会えたことが大きいですね。人間的に共感できる部分、尊敬できる部分、憧れる部分があり、自分ももっとちゃんとやらなきゃって背筋が伸びます(笑)。引き渡し後も、不安な時はそっと背中を押してもらえる言葉をいただいて、本当に色々な面でサポートしてもらっています。 設計事務所「バロックデザインワークス」の家づくりのこだわり 「自分らしく暮らしたい」をコンセプトに、豊かな住まいづくりを企画・設計するバロックデザインワークス。家族それぞれのライフスタイルや想いを大事に、長く住み続けるほどに愛着が増える家づくりを提案します。 おしゃれでデザイン性のある家というだけではなく、問題解決するための道筋を設計するのが本当のデザインです。バロックデザインワークスでは、お施主様の想いを汲み取るために、いろんな視点からヒアリングを行い、時には50回以上打ち合わせを重ねることもあります。しっかりと話をして決めたことを建築士が設計し、現場でカタチにします。 特に大事にしているのが「現場主義」。例えば、図面だけではイメージできなかった高さや配置場所など、実際の現場で設計士と職人、お施主様と一緒に決めることもあります。現場がチームとなり、みんなで一緒になってつくりあげることで、デザイン住宅が完成します。家づくりは十人十色。ライフスタイルも全く違います。どんな生活を送っているか、これからどんな暮らしを送りたいか。その想いをバロックデザインワークスが叶えてくれます。 仕事や家事などで忙しく、内覧会や打ち合わせに参加できない、オンライン上で家づくりのプロに相談をしたいという方にぴったりなのが、バロックデザインワークスの「オンライン家づくり相談」。家づくりのシミュレーションなどもオンライン上で相談することができるので、希望の時間に合わせて自宅や出先で気軽に打ち合わせをすることができます。 また、バロックデザインワークスでは、新築注文住宅のほかリノベーションや店舗設計にも力を入れています。店舗設計では、サロンや飲食店、病院、企業などを設計・施工しており、それぞれの特徴や強みを活かしながら、センスとスタイルを詰め込んだオリジナリティあふれる店舗空間をデザインします。 OWNER’S VOICE お客様にもスタッフにも評判が良く、以前から何度も設計していただいています。打ち合わせでは、他には見ないけど奇抜すぎない、バランスのいいデザインを依頼し、岐阜・横浜・東京、各エリアそれぞれの地域にマッチした提案をしていただきました。一番気に入っているところは、各店舗のカウンター。岐阜店は、樹齢180年のケヤキを加工して、ショーケースカウンターにしてもらいました。長縄さんとは感性が合うのと、想像のその上をいってくれるので、店づくりをお願いして良かったなと感じています おしゃれな注文住宅を建てるためのポイントを教えてくれたのは、Baroquck一級建築士事務所・代表取締役 長縄貴人さん。 新築からリノベーション、店舗設計など幅広い暮らしの設計を提案しています。まずは気軽にオープンハウスへ足を運んでみてください。 Baroquck design works(バロックデザインワークス) http://www.baroquck.com   NAGOYA OFFICE 愛知県名古屋市中区大須2-11-18 ユーアイ大須ビル 3F・4F 052-218-7155   GIFU OFFICE 岐阜県岐阜市清住町2-10 2F 058-215-0723   MIYOSHI OFFICE 愛知県みよし市黒笹町寺山972 0561-42-5656   OSAKA OFFICE 大阪府吹田市千里山西4-39 千里山ロイヤルマンションD棟106 06-6155-5002   YOKOHAMA OFFICE 神奈川県横浜市中区海岸通1-1 横浜貿易協会ビル1F 045-225-8008 ※掲載内容は2021年1月時点の情報です text / 岩下加奈

おしゃれな注文住宅の内装を考えるポイントを教えてくれたのは、Baroquck一級建築士事務所・代表取締役 長縄貴人さん。東海エリアに限らず全国・海外でも、新築、リノベーション、店舗設計など、幅広い暮らしの設計を提案しています。まずは気軽にオープンハウスへ足を運んでみてください。

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【注文住宅の間取り実例集】30坪・40坪・50坪以上ごとに、おしゃれな一軒家のポイントを紹介!

【注文住宅の間取り実例集】30坪・40坪・50坪以上ごとに、おしゃれな一軒家のポイントを紹介!

「理想の注文住宅をつくりたい!」と思っている方は必読!新築一戸建ての間取りを30坪・40坪・50坪以上ごとに実例でご紹介します。実例とともにデザインのポイントなどを、Baroquck一級建築士事務所・代表取締役 長縄貴人さんに伺いました。 夢のおしゃれなマイホームをつくるためには、土地の広さに基づいた建築が必須になります。「おしゃれで開放的な家に住みたいけれど、あまり広くない土地で大丈夫?」「ある程度土地の広さはあるけれど、どんな工夫をしたらいい?」など、30坪・40坪・50坪以上別に合わせた間取り事例をご紹介します。 30坪台には見えない?!広々とした間取りには工夫がいっぱい【素敵土間の家】 編集部 最初の事例は、こちらのお宅。30坪台ということがびっくりするくらい、広々とした空間ですね。 長縄さん こちらは「開放感」と「つながり」を意識した間取りで設計しました。30坪台というと平均的な坪数になるので、どのように空間を広く見せるかがポイントになります。大きな窓を設け、外からの日差しを室内に取り入れることで空間全体を明るく見せたり、デザイン性のある天井だったりと、コンパクトな空間だからこそ随所に遊びを設けることで、ダイナミックな雰囲気を演出しています。 編集部 R壁など、遊び心あふれる設計に心躍ります! 長縄さん こちらのお宅の最大のポイントは、土間の広さ。土間を介してキッチンや庭と繋がっている間取りに。玄関から入り土足のままキッチンへ行き来することができます。お施主様からも土間のある家が欲しいとご要望をいただいており、床面積が30坪程度だったので、広々とした土間を設けるのであれば、キッチンまでつなげましょうとご提案。キッチンと土間、庭がつながっていることで、動線も楽! 使い勝手も抜群なキッチン周りになりました。 編集部 リビングへ行く時は靴を脱いだりと今までにない発想ですが、生活動線も楽チンですごく良いですね。また、木の素材感が統一されていて広く見えるので、参考になります! 長縄さん コンパクトながら遊び心を加えたお宅です。お施主様からも「土間キッチンがとても便利です!」と好評をいただいています。 【素敵土間の家】に関する詳しい情報はこちら 三角屋根が印象的!30坪台 北側道路・縦長の土地のマイホーム【つむぐ家】 編集部 こちらのお宅も30坪台ということですが、おしゃれな三角屋根が印象的な外観です。駐車場も2台分のスペースがあり、広々とした雰囲気ですね。 長縄さん こちらのお宅は、縦長の土地です。そして、準防火地域(都市計画で指定される地域で、火災を防止するために厳しい建築制限が行なわれる地域)。かなり制限がある中でも生活がしやすく、なおかつ外観や内装を意匠的にするために提案したのがこちらの外観デザインです。三角屋根をモチーフに、異素材を合わせた個性的な外観に仕上げました。 編集部 準防火地域という、ガラス窓の制限などもあると聞きました。細かな制限の中でも工夫を凝らした外観、とても素敵です! 長縄さん 外観は特に家の顔でもあり、印象を大きく左右します。だからこそ、制限の中でも自分たちらしい家づくりをするには、設計力が必要になります。坪数、土地の形なども考慮しながら、住みやすい家づくりを心がけています。 【つむぐ家】に関する詳しい情報はこちらへ 30坪台の家づくりのポイント まとめ 30坪台の家づくりのポイントとしては、廊下をつくらないことが大事!廊下をつくってしまうと床面積に含まれてしまうため、ひとつひとつの空間が狭くなってしまうことも。廊下がないとリビング全体も広くできるのでおすすめです! 天井高3m!2階LDKの開放感あふれる40坪台の家づくり【空中テラスの家】 編集部 立体的な建物が印象的なこちらのお宅。長縄さんのこだわりを教えてください。 長縄さん こちらのお宅は2世帯住宅で、2階には若夫婦が住んでいます。特に二世帯は、お互いのライフスタイルをしっかりとヒアリングしながら間取りをプランニングします。 編集部 外観のフォルムが立体的かつ洗練されていてカッコ良いですね。 長縄さん 外観のデザインに関してはお施主様の要望を聞きながらも、こちらから提案をしました。建物の立体感を意識し、統一感を持たせた色味と異素材を組み合わせることで、印象的な外観になります。2階の窓部分が若夫婦のリビングです。 編集部 こちらが2階のリビングですね。とても明るく開放感も抜群です! 長縄さん カッコよさがこの空間のコンセプト。大きな窓を取り入れることで、昼間でも電気をつけることなく明るいリビングとなっています。コの字型になっておりウッドデッキとリビング、その他の部屋とも気軽に行き来することができます。ロケーションの良さを活かした家づくりとなりました。 【空中テラスの家】に関する詳しい情報はこちらへ スタイリッシュなデザインと吹き抜けのあるリビングが魅力な40坪台の家【絶景リバーサイドハウス】 編集部 白を基調とした広々としたダイニングが目を引きます。まるでホテルのようなスタイリッシュなデザインも印象的ですね! 長縄さん お施主様のご要望でもある「ホテルライク」をイメージしたダイニングです。ダイニング横には中庭を設けており、実はダイニングのタイルと同様に仕上げています。同じ素材を使うことで、中と外のつながりを意識しました。中庭は第二のリビングとして、外で食事を楽しんだりすることもできます。 編集部 こちらはリビングですね。こちらの床はフローリングで、ダイニングとは違った印象です! 長縄さん リビングは落ち着いた雰囲気を演出するために、木の温もりある空間にしています。ソファの後ろには大容量の収納があり、ここにはDVDデッキを収納したりと、リビングに生活感を出さない工夫を。リビングも中庭とつながりがあるので、開放感が出るのもポイントです。 編集部 こちらの外観のポイントについて教えてください。 長縄さん 重厚感がありながらシャープな印象のデザインにしました。この立体感が外観の最大のポイント。立体的にすることで、より洗練された雰囲気へと演出することもできます。 【絶景リバーサイドハウス】に関する詳しい情報はこちらへ 40坪台の家づくりのポイント まとめ 40坪台の家づくりは素材にこだわると◎。ある程度の広さに余裕が出てくるので、床材にこだわったり、壁や外観など、良い素材を加えると重厚感やスタイリッシュさがプラスしておしゃれな家をつくりあげることができます。また、シューズクローゼットやファミリークローゼットなどの空間も作ることも!40坪台であれば4〜5帖ほどは広さを確保できるのでおすすめです。 インパクトのある吹き抜けと中庭、インナーガレージを設けた50坪以上の家【ドラマチックな家】 編集部 50坪以上になると、より余白もうまく活かした空間デザインになりますね。 長縄さん 50坪以上ですと、車2台やバイクが収納できるビルトインガレージをつくることができます。こちらのお宅は「中と外のつながりある家」をコンセプトに、中庭とリビングが自由に行き来できるようなデザインに仕上げました。 編集部 特にここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、家にいる時間がグッと増えました。自宅で食事を楽しんだり、自宅で好きなことを楽しんだりと、それらが叶う家づくりをしたいという要望も多いのかなと思いますがいかがでしょうか? 長縄さん ご依頼の中でも「中庭を取り入れたい」というお施主様も多いです。休日に外出する機会も減り、中庭で家族とご飯を楽しむために“中庭を第二のリビング”として活用する方も増えています。 編集部 開放感あるダイニングも素敵です。ここのこだわりについて教えてください。 長縄さん キッチンでおすすめしているのは、こちらのお宅でも採用しているII型キッチンです。II型キッチンとは、シンクとコンロが分かれているタイプのこと。壁付けのキッチンとアイランドキッチンが融合したキッチンで、メリットがたくさんあります。 編集部 私もII型キッチンとても憧れます!洗い物と調理する場所が違うので、使い勝手が良いと聞きました。シンクの横にダイニングテーブルがあるので家事動線も楽で良いですね。 長縄さん また、ダイニングは大人の空間、リビングは子どもたちと、リビングとダイニングを階段で仕切るようなイメージで設計をしました。50坪台になると、広々とした空間の中で「いかに上質で暮らせるか」などを考慮しながら家づくりを提案しています。 【ドラマチックな家】に関する詳しい情報はこちらへ 見栄をはれるぐらいのマイホームをつくりたい!50坪以上の家【見栄の張れる家】 編集部 こちらも上質なLDKですが、ポイントを教えてください。 長縄さん LDKでは木のぬくもりを取り入れながら、キッチン上には木の陰影の美しさを演出。間接照明を随所に設けた上質な空間をつくりました。シンクの右にはたっぷり収納できるパントリーを設置。家事動線にも考慮したLDKとなりました。 編集部 この吹き抜けも開放感がありますね! 長縄さん 吹き抜けを取り入れることで、より開放感ある空間をつくることができます。天窓を設けているので、太陽の光もリビング全体に差し込み、昼間は電気を付けなくても明るい空間になります。その他、吹き抜けのメリットとしては、空間をより広く感じることができ、家族との絆も深まります。 長縄さん 車2台分が駐車できるインナーガレージや、ガビオンを建物に取り込んだデザイン性の高い外観も特徴です。 【見栄の張れる家】に関する詳しい情報はこちらへ 50坪以上の家づくりのポイント まとめ 50坪以上ではビルドインガレージ付きの家づくりが叶います。ビルドインガレージのメリットは、車を雨風から守ることができたり、バイクなどもガレージの中に入れることも。室内との動線を確保すれば、雨の日には濡れずに家に入ることもできるのでとても便利です。趣味のものをガレージに入れて「自宅で趣味を楽しむ」一つの空間としても活用できます。 おしゃれな注文住宅のポイントを教えてくれたのは、Baroquck一級建築士事務所・代表取締役 長縄貴人さん。新築からリノベーション、店舗設計など幅広い暮らしの設計を提案しています。まずは気軽にオープンハウスへ足を運んでみてください。 ▼こちらのインタビュー記事も合わせてチェック! 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.02.28おしゃれな注文住宅を叶える3つの秘訣!新築一戸建ての外観・内装・間取りの...https://dev.kelly-net.jp/enjoytoday/2021022806003038105.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2022.03.11【実例で解説】注文住宅のおしゃれな内装のコツは?一戸建ての成功の秘訣をチ...https://dev.kelly-net.jp/enjoytoday/2022031120000456938.html Baroquck design works(バロックデザインワークス) NAGOYA OFFICE 愛知県名古屋市中区大須2-11-18 ユーアイ大須ビル 3F・4F 052-218-7155 GIFU OFFICE 岐阜県岐阜市清住町2-10 2F 058-215-0723 MIYOSHI OFFICE 愛知県みよし市黒笹町寺山972 0561-42-5656 OSAKA OFFICE 大阪府吹田市千里山西4-39 千里山ロイヤルマンションD棟106 06-6155-5002 YOKOHAMA OFFICE 神奈川県横浜市中区海岸通1-1 横浜貿易協会ビル1F 045-225-8008 公式サイト http://www.baroquck.com/ ※掲載内容は2022年3月時点の情報です text / 岩下加奈

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WRITER

Kana Iwashita

Kana Iwashita

豊橋在住。豊橋の出版社の編集部を経て2014年に独立。豊橋市役所広報アドバイザー。『月刊KELLY』では、特集ページなどをライティング。東三河エリア大好きの編集者。

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