豊橋の注目スポット“水上ビル”に「珈琲とカヌレ」がオープン【愛知】
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2021.7.6tue

豊橋の注目スポット“水上ビル”に「珈琲とカヌレ」がオープン【愛知】

豊橋の注目スポット“水上ビル”に「珈琲とカヌレ」がオープン【愛知】

JR「豊橋駅」から徒歩5分ほどの場所にある「水上ビル」エリア。豊橋市民に馴染みのある、昔ながらの雰囲気が特徴です。近年、新しいお店やトレンド店などが増えて、より注目を集めています。2021年4月28日にオープンした「珈琲とカヌレ」も、連日カヌレが完売するほどの人気のお店!オープンしたきっかけやカヌレのこだわりなどお話を伺いました。

「水上ビル」とは、東西に800メートルほどある建築物の通称。建物の下には農業用水の牟呂用水が流れており、水の上に建つことから水上ビルと言われています。アートイベントが開催されたり、おしゃれなお店などが軒を連ね、地元の人はもちろん、県内外から幅広い人が訪れる注目スポットに。

ここに新たにオープンしたのが、カヌレが看板メニューのカフェ「珈琲とカヌレ」。カヌレ専門店は豊橋でも珍しく、「ここで初めてカヌレを食べた!」という人も多数。そのおいしさやこだわりをご紹介します。

フランスで長く愛され続けるカヌレの味を再現

――オープンのきっかけを教えてください。

若狭さん  昔はシャッター街だった水上ビルですが、、最近では新しいお店も続々とオープンしています。豊橋の駅前エリアを活性化したい、水上ビルをゆっくりと巡ってもらえるようなきっかけの場所になりたいと思い、ここでオープンすることを決めました。

――カヌレのこだわりについて教えてください。

若狭さん  フランスで昔から愛されている伝統焼き菓子のカヌレは、シンプルだからこそとても難しい焼き菓子の一つです。本場の味に少しでも近づきたいと、調理法も素材もシンプルを極めた作り方。銅製のカヌレの型に蜜蝋を固めて、愛知県・田原産の「なごみたまご」とバニラビーンズを入れ、作りました。その日によって温度や湿度が変わるので、気候に合わせながら丁寧に作っています。同じ味に仕上げたいので、1日200個が限界なんです。

――外の生地のガリっと感がたまりませんね!

若狭さん  ありがとうございます!食感も本来のカヌレに近づけるようにこだわりました。蜜蝋の厚さが薄すぎてもだめ、厚すぎても良くない…。バランスの良い厚さを保ちながら、中の生地はもっちりと。カヌレはとても繊細な焼き菓子です。一つひとつのカヌレに向き合いながら作っていきたいので、カヌレの味はプレーンの1種類のみ。他にもいろんなフレーバーを提供したいなとは思いますが、まずはカヌレ本来のおいしさが味わえるプレーンをみなさんに堪能してもらえるとうれしいです!

本格エスプレッソマシーンで淹れたこだわりのコーヒー

――コーヒーのこだわりについても教えてください。

若狭さん  店頭で、エスプレッソとドリップコーヒーを提供しています。ドリップコーヒーは、豊川市にあるスペシャルティコーヒーの蒼さんにお願いをしています。エスプレッソコーヒーは当店オリジナルの豆を使用しています。カヌレや焼き菓子に合わせたコーヒーは、すっきりとした飲みやすいコーヒーに仕上げています。

こちらは、こだわりのエスプレッソマシーンで淹れる「エスプレッソトニック」。シュワっとした飲み口とエスプレッソの味わいがマッチした、夏にぴったりの一品です。

フロランタンやカレーにも注目!

カヌレやコーヒーと一緒に楽しんでほしいのが「フロランタン」(130円)とカレーです。フロランタンは、サクッとした生地とキャラメリゼが相性抜群。サブレの厚みも程よく、ナッツの風味とが織りなすバランスの良い味わいが特徴です。カレーは、スパイスを調合し、スパイスカレーとルーカレーを融合した「オリジナルカレー」が魅力!和風出汁などでじっくりと煮込んだゴロっとしたお肉も◎。

若狭さん  水上ビルは、サラリーマンの方から子連れママ、若いカップル、友達同士など、幅広いお客様が訪れる場所です。いろんな世代の方から愛されるメニューをこれからも提案していきたいですね。

木の温もありあふれる店内は、wifiやコンセントも充実!

もともと古い喫茶店があったこちらの場所。天井をむき出しにして、味わい深い雰囲気と木の心地よさにホッとする空間を演出しています。テーブルや椅子などはヴィンテージの家具などを使用しており、経年美を感じられる雰囲気に心癒されます。

また、カウンター席にはコンセントもあり、店内はWi-Fiも完備。豊橋駅から近いこともあり、ここで仕事などもできるように、使い勝手の良いサービスも展開しています。

本格カヌレとおいしいコーヒー、カレーなどが味わえる「珈琲とカヌレ」。水上ビルならではの、長く愛されるレトロな雰囲気と心地良さ。そこで楽しめるカヌレやコーヒーは絶品!プチ旅行気分で豊橋旅で立ち寄ってもおすすめです!

※掲載内容は2021年7月時点の情報です
撮影 / 前沢美憂(株式会社鈴木写真館) 取材・文 / 岩下加奈

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WRITER

Kana Iwashita

Kana Iwashita

豊橋在住。豊橋の出版社の編集部を経て2014年に独立。豊橋市役所広報アドバイザー。『月刊KELLY』では、特集ページなどをライティング。東三河エリア大好きの編集者。

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