食の未来をテーマとした複合施設「BAUM HAUS(バウムハウス)」が栄にオープン!【名古屋・栄】
#ランチ

2021.4.17sat

食の未来をテーマとした複合施設「BAUM HAUS(バウムハウス)」が栄にオープン!【名古屋・栄】

食の未来をテーマとした複合施設「BAUM HAUS(バウムハウス)」が栄にオープン!【名古屋・栄】

「食と働く」をテーマに、新しい流れが生まれてくれればとの思いで誕生した「BAUM HAUS(バウムハウス)」。AIロボット「THEO(テオ)」が作る焼きたてバウムクーヘンや、スイーツ、デリ、ベーカリーも楽しめる未来を考えた複合施設です。早速、編集部も行ってきましたので気になる全貌をご紹介します。

これからの食を意識した、完全キャッシュレス&コンタクトレスで楽しむ空間

1階の「BAUM HAUS EAT」は、地域に開かれた食堂をテーマに、完全キャッシュレス、コンタクトレスで楽しむフードホールに。AIロボット「THEO」の焼きたてバウムクーヘンが味わえる「THEO’S CAFE」、フードアレンジャー キムラカズヒロ氏のプロデュースによるデリカデッセン「Deli BAUM HAUS」、神戸生まれの老舗ベーカリー「DONQ ÉDITER」が並びます。

AIバウムクーヘン職人「THEO」の焼きたてバウムクーヘンが食べられる「THEO’S CAFE」

AIが搭載された世界初のバウムクーヘン専用オーブンで焼きあげる、バウムクーヘン。AIロボット「THEO」が実際に作っている様子も見学でき、作っている工程を見ているだけでも楽しいです。

およそ1回25~30分で焼きあがり、3台の「THEO」たちがバウムクーヘンを焼いてくれます。ベテランの職人技を学習したAIロボットということで、人間の職人と同じクオリティで生産できるのが強み。たまに真ん中で作っているAIロボット「THEO」が少し手間がかかることがあるそうですが、そこも愛らしいです。たくさん焼けば焼くほど、もっとおいしく焼けるようになる「THEO」にぜひ今後も注目です。

店内の工房で焼いたバウムクーヘンがすぐ食べられるのは「THEO’S CAFE」だけ。“自然のまんまのおいしさを生かしたお菓子”をコンセプトに、無添加で焼きあげたこだわりの「焼きたてバウムクーヘン(オリジナル)」(税込550円)は、イートインでぜひ!そのふんわりとした食感を体感してください。

他にも、バウムクーヘンを使った「ズコット風バウムカップデザート(オリジナル)」(税込715円)も。

毎日食べられる体と環境にやさしいデリカデッセン「Deli BAUM HAUS」

フードアレンジャー キムラカズヒロ氏のプロデュースによるデリカデッセン「Deli BAUM HAUS」。施設のテーマでもある「食の未来」を意識した、サステナブルな食の意味合いでフードロスなどにも取り組み、体にも環境にもやさしいメニューを提供しています。その思いを詳しく聞いてきました。

「食の未来」というテーマに沿って、意識していることを教えてください。

キムラさん   未来というと、最先端で機械的なイメージをされることが多いかと思いますが、過去から未来へどう向かっていくかという視点から、今あるものをどう残していくかを考えながら作っています。その中で、いま中心に扱っているのが、農薬や化学肥料を使用していない野菜。農薬を使っていないと健康に良いというのはもちろん、実は環境への負荷が少なくなっています。そういった野菜をたくさん使うことで、農薬や化学肥料を使用せずに野菜を育てる人が自然と増えていくような、環境に良い循環を生み出していきたいなと思っています。また、スープは100%農薬や化学肥料を使用していない野菜を使っていて、デリに関しても今は9割以上環境に良いものを使っています。

お肉類の提供でも意識されていることを教えてください。

キムラさん  家畜でも、動物が健康的な生活ができる飼育方法を目指す思想の「アニマルウェルフェア」を実施している動物を使ったり、流通に乗りづらいものを受け入れる体勢を整えたり、調味料に関しても、伝統的な製法のものや、大量生産品でないものを中心に使うなど、素材にもこだわっています。

14時から提供している、ジューシーなジビエのソーセージを使用した「ジビエドッグ」(イートイン・税込968円)と、プラントベースのソーセージを使ったホットドッグ「ベジドッグ」(イートイン・税込638円)

キムラさん  ホットドッグで使用しているジビエに関して、獣害の問題となっていると言われている野生動物は、たくさん駆除されているようですが、駆除されたもののうち、実際は0.7%くらいしか食肉として流通していないそうです。ジビエを食べる人が増え、肉として流通することで、命が無駄になっている状況を改善できればと思って使っています。そういった無駄になっている命を食で満たすことで、家畜も減らせるのではという思いがあります。その家畜を育てるための土地や水、労力、資源を別のことに使えるようになれば、もっと良い循環の環境になるのではと考えています。

昔は肉を食べていたとすると、野生動物をメインに食べていた時代もあり、実は伝統食なので、そういった食習慣、価値観を浸透させていきたいですね。また、プラントミートのそぼろあんなど、肉が好きな人も食べられる植物性のメニューもありますので、ぜひ食べてみてほしいです。食の選択肢という部分でも、みんなが食べられるものを提供できればと思い、いろんなものを使うようにしています。

日替わりデリが入った「ランチボックス(スープセット)」(税込1134円~)

キムラさん  毎日作っている無塩の昆布だしの野菜スープは、野菜を低温で1時間じっくりと時間をかけて調理し、素材そのままの味を味わってほしく、昆布のだしだけで作っています。テイクアウトも可能で、家でカレーにしたり、自分の好みの味付けで楽しんでもらうこともできます。そうすることで、自分の体調や体質に合わせて食べることができたり、家で野菜をたくさん摂ったり、じっくり煮込んだ野菜を家でもゆっくり味わってもらうことができるかなと思っています。体調や心を癒す食べ物として生まれたスープ。過去と今を繋ぐスープは、人間にとって一番体に良かったり、効率的に栄養を摂取できるメニューでもあるので、スープをメニューに取り入れています。

オリジナル商品も登場した、ベーカリー「DONQ ÉDITER」

神戸生まれの老舗ベーカリー「DONQ」が展開するブランド。フランスパン、全粒粉を使った惣菜パン、バウムハウス店限定商品などがお待ちかねです。

こちらもキャッシュレスで、タッチパネルで選択してメニューを選んでいくシステム。店舗おすすめの全粒粉を使ったパンたちをお目当てに、訪れてみてください。

全粒粉の入った生地に、わさび菜とパルメザンチーズを入れて焼き上げた「わさび菜のバトン」(税込249円)、かぶと人参を使用してグラタン風に仕上げた「かぶと人参のグラタン風」(税込270円)、グラハム粉を使用した生地に長ネギをのせて焼き上げた「白ねぎのガレット」(税込216円)など、個性的な惣菜パンも。

「紅茶のブリオッシュフィユテ~T by Ladurée~」(税込411円)も、見逃せないイチオシメニュー!フランスの老舗パティスリー〈ラデュレ〉の茶葉を使用したブリオッシュに発酵バターを折り込んだ、口溶けが良く、茶葉の香りがほんのり香る上品な一品です。

1階には、期間限定のポップアップスペース「BAUM HAUS LAB」も!

現在は、名古屋初出店のパリのパティスリー「MICHALAK(ミシャラク)」が出店中!アプリを使って質問に答えるだけで、自分にぴったりのアイスクリームパフェの組み合わせをおすすめしてくれる面白い機能も。自分だけのオリジナルの味をカスタマイズできちゃう、楽しいスイーツにも注目です。

1年以上構想を練って作った、いろんな可能性を広げるシェアオフィス

2階に誕生したのが、コワーキングスペース、プライベートオフィス、ショールームとして使用できる、働く面でもテクノロジーがいろいろと集結したオフィス。共有スペースの「アバターパーク」には、遠隔操作ができるコミュニケーション型アバターロボット「newme(ニューミー)」が導入され、名古屋にいなくても、世界中どこからでも働くことができるようなデバイスを装備しています。

「訪れるお客さんがテクノロジーと気軽に接してもらえたら」という思いで、かわいらしい「LOVOT(らぼっと)」の展示ルームも登場!声や人を顔を認識して、いろんな表情を見せてくれます。

奥には、入居者専用のラウンジとフリースペースも完備。落ち着いた空間と開放的なスペースで、いろんなシーンで活用できそうです。

「ここからどんなことが起こるのか、わくわく感をより多くの人たちに、名古屋から日本や世界へ広がっていってほしい」との思いで誕生した「バウムハウス」に、これからも目が離せません。ぜひ、未来の食や働くを体感しに、訪れてみてください。

※掲載内容は2021年4月時点の情報です
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前に確認してから、お出かけください

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WRITER

Mai Shimomura

Mai Shimomura

岐阜県出身。スタジオやブライダルでの 撮影経験を6年経て、編集者へ転身。 カメラと映画が好きなミーハー女子。 素敵な出会いを写真に記録しながら、 みんなの心に届くモノを発信したい。

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