岐阜市にうつわと喫茶の店「まめぐら/ミカヅキ」がオープン
#暮らし

2020.12.2wed

岐阜市にうつわと喫茶の店「まめぐら/ミカヅキ」がオープン

2020年10月、民家を改装してできた、“まめまめしく暮らす”ためのうつわと道具のお店「まめぐら」と、喫茶「ミカヅキ」が岐阜市にオープンしました。

店主が一人で営むこちらのお店には、全国各地の作家が手掛けた器が並びます。店内のうつわや道具の魅力とは?喫茶「ミカヅキ」が大切にしていることとは? 店主のおおのひよりさんにお話を伺いました。

岐阜市にうつわと喫茶の店「まめぐら/ミカヅキ」がオープン

“まめまめしく暮らす”ためのうつわや道具のお店「まめぐら」と喫茶「ミカヅキ」

2020年10月2日、岐阜市の金公園近くにオープンした「まめぐら/ミカヅキ」は、“まめまめしく暮らす”ためのうつわや道具のお店、ということで、「まめぐら」という店名に。同じスペースに、喫茶「ミカヅキ」があります。

お店を一人で切り盛りする、店主のおおのひよりさん。最初は、おおのさんのご自宅の土間で、月に4回うつわと道具の展示販売を行っていたのが、「まめぐら」の始まりです。

うつわが大好きなおおのさんが、「まめぐら/ミカヅキ」をはじめた理由や、商品へのこだわりや思いは何か、伺いました。

暮らしを彩るうつわとの出合いの場を、ずっとつくりたかった

うつわ好きが転じて、おおのさんが自宅の土間で、「まめぐら」を始めたのは約5年前。

おおのさん  ずっと個展をやってみたかったのですが、自宅の土間だとスペースが足りず、約2年ほど物件を探していました。柳ケ瀬商店街内で物件を探し始めたのがきっかけで、柳ヶ瀬商店街近くのこの場所を見つけました。

お店で取り扱う商品の作り手とは、10年以上前から付き合いがあると言うおおのさん。現在は、約7~8名の作家さんの商品がならんでいます。

おおのさん  取り扱いのある商品の作家さんは、実際に会って話したことのある方ばかりです。自分の「好き」と作品に作家自身が表れているものを大切に、商品の選定をしています。そうすると、お客さんと話す時も、思い入れをもって語れるので。

店内のうつわや道具を手掛ける、作家たちの特徴を伺うと、「強いて言えば、岐阜出身の作家は少ないかもしれません」と、おおのさん。

おおのさん  信楽焼や万古焼など、岐阜県外のうつわを作っている方や、北海道で活躍されている方もいます。遠方の作家の商品は、なかなか買いに行けないかと思いますが、ここ「まめぐら」で、他県の素敵な作家さんと、その作品との出合いがあればうれしいです。

そんな「まめぐら」の中で、最近人気の商品はマグカップです。

おおのさん  ひとり時間を楽しむ傾向もあって、自宅でおいしいコーヒーを淹れて飲むことや、自炊する機会が増え、うつわにこだわりはじめた方が増えている印象があります。また、温かい飲み物を淹れてゆっくりしたい気持ちが、マグカップに表れているのかもしれません。

うつわと食材の魅力を伝えたいから、喫茶「ミカヅキ」をスタート

屋久島アールグレイの「紅茶(ホット)」(540円・税込)

喫茶「ミカヅキ」は、2020年11月現在、ドリンクと「小さなオーガニックファーム たべる」の天然酵母パン、日替わりスープのお持ち帰りのみ。来年には、イートインも考えているとのことです。

おおのさん  「ミカヅキ」を始めたきっかけは、作家もののうつわを実際に使う機会をつくり、使い心地を試してもらいたいと思ったからです。
また、母親として子どもの食育を大事にしてきたことから、オーガニックの野菜や調味料を使っています。スープには知人の有機野菜農家から仕入れた野菜など、素材は生産者さんの顔が見えて安心できるものを、家庭での食事と同じように、お店でも取り入れています。

野菜や調味料そのものの味が伝わるメニューにすることで、シンプルな味がわかってくるんです。それを知ってもらい、うつわの魅力だけでなく、食育の提案も、喫茶をやることで、自然と行っていく流れになりました。

元々空き家だった場所を、ご友人の手を借りながら、おおのさん自身でリノベーションして出来上がった店内。壁の色や扉の色など、おおのさんの感性とこだわりによって、配色やレイアウトを決めました。

最後に、これからおおのさんが「まめぐら/ミカヅキ 」でやりたいことについて、伺いました。

おおのさん  私が楽しくお店をやることで、誰でも、もっと自分の好きなことをやっていいんだと思ってもらえたらいいですね。

また、この店の存在によって、自然と町が賑わってきたり、この町のみんなが楽しくなってきたらうれしいです。というのも、柳ヶ瀬でお店探しをしているときに、柳ヶ瀬商店街を中心に、岐阜のまちづくりをしている人たちと関わりを持ったんです。その時に、自分が店を持つことで、まちも賑わうんだと学んだので、その力になれたらいいなと思っています。

「好きなことやってると、幸せが広がっていくと思う」

というおおのさんは、これからも「好き」を原動力に、毎日使いたくなるうつわや道具、こだわりの詰まった食の魅力を発信していきます。

ぜひ作り手の思いがこもったうつわと道具の店「まめぐら」で、喫茶「ミカヅキ」のドリンクを片手に、ゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

※掲載内容は2020年11月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前に確認してから、お出かけください。

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KELLY Editors

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