THE BACK HORN、12thアルバム『カルペ・ディエム』をリリース!山田将司さん(Vo)・菅波栄純さん(Gt)インタビュー
#音楽

2019.10.23wed

THE BACK HORN、12thアルバム『カルペ・ディエム』をリリース!山田将司さん(Vo)・菅波栄純さん(Gt)インタビュー

昨年、結成20周年を迎え、3度目となる日本武道館ライブを成功させた人気ロックバンド・THE BACK HORN(ザ・バックホーン)が12枚目のアルバム『カルペ・ディエム』を10月23日(水)にリリース。今回、山田将司さん(Vo)、菅波栄純さん(Gt)のお二人にインタビューしてきました!

THE BACK HORN(ザ・バックホーン)
1998年結成。”KYO-MEI”という言葉をテーマに、聞く人の心をふるわせる音楽を届けていくというバンドの意思を掲げている。そのオリジナリティあふれる楽曲の世界観から、映像作品やクリエイターとのコラボレーションも多数。2018年には結成20周年を迎え、海外公演や日本武道館公演を含む、全21公演からなるアニバーサリーツアーを開催。2019年も、作家・住野よるとのコラボレーションなど、その勢いを止めることなく精力的に活動中。10月23日に、12枚目となるオリジナルアルバム『カルペ・ディエム』をリリースし、11月からは、全国22カ所をまわるワンマンツアーを開催する。


12枚目のアルバム『カルペ・ディエム』のリリース、おめでとうございます!前作『運命開花』以来、約4年ぶりとなるフルアルバムということで、お二人にとってどんな一枚になりましたか?

山田将司さん(以下、山田さん)  去年、バンドが結成20周年を迎えて、21年目にまた新しくスタートするアルバムとして、今まで以上にメンバー4人が交じり合って作れた自負はあって。それが21年目のタイミングで、しかも強い曲たちがいっぱい入ったアルバムになったことがうれしいですね。

菅波栄純さん(以下、菅波さん)  20周年を経てっていうのもあったし、4年ぶりっていうこともあったので、待ってくれているファンの人に、今まで以上に「かっこいい!」と思ってほしいというのがあったんです。なので、出来上がったものを自分で聴いてすごいクオリティが高いものに仕上げられたなと思いました。クオリティの高いアルバムを作るために、新しい手法を試したいなと思って、今回は今までやってなかったやり方で制作に向かったんですが、それがさっき将司の言っていた、「4人の個性が出た」というところにも結びついてくるところだと思うんですけど。

その新しい手法というのは、今まではなりゆきに任せていた曲の割り振りを、今回はメンバーで平等に分けたんですね。制作は今年の3月から始めたんですけど、短い期間で集中して作りたいっていうのがあったので、スタートダッシュさせるために、俺がまず9曲分の全体図みたいなものを最初の打ち合わせの時にみんなに提案したんですよ。メロディを書くのは、俺と将司とベースの光舟(岡峰光舟さん)なので、3人で3曲ずつ割り振ってスタートしました。

山田さん  曲調の話まで突っ込んで決めてから制作を始めるというのは、初めてでしたね。

菅波さん  最終的にアルバム全体を見て曲を選んでいくというのは、今までと同じなんですけど、最初から狙うところが決まってて曲を書き始めるっていうのは、今までになくて。それがやりやすかったかどうかは、ちょっとわからなくて、逆に俺は聞きたいですけど。

山田さん  うん、やりやすかった…ですね(笑)今までは、1人何曲持ってくるかもわからなかったので、アルバムに入らなかった曲も結構あったりして。今回は、テンポとか曲調とか、細かい話を結構してたので、明るい曲、暗い曲とか狙うところがしっかりしてる分、作りやすくはありましたね。

私も、アルバム全曲を通して聴いたときに、曲にメリハリがあってすごく流れがいいなと感じました。

菅波さん  曲に関しても歌詞に関しても、お互い受け持ったものに対して頻繁に意見を出し合うバンドなんで、「こういう曲にしたい」っていうイメージを全員で共有していたぶん、やりとりしやすかったです。

山田さん  途中経過を報告しあって、意見を言い合える良さがありましたね。ただ、話してる内容は、前から変わってないですね。「とにかくいいアルバムを作ろう」っていうのを再確認しあうっていうか。今回は、より具体的に詰めていった感じですかね。

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WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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