2023.5.30tue
日々の喧騒を抜け、心休まるひと時を。喜想菴の「喜想菴リトリートコース」で日本料理を身近なものに
日常の忙しさを忘れ、日本料理の奥深さに触れることで、自分や大切な人と向き合う時間を提供する喜想菴。
日本料理に対して、「敷居が高くて近寄りがたい」「懐石料理と会席料理は何が違うの?」といった考えを持っている人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな会席料理の文化を茶の湯とともに学ぶことができる「喜想菴リトリートコース」をご紹介します。
女将によるミニマナー講座も受けられるため、伝統的なルールや決まりごとを知らない人でも、このコースでは肩の力を抜いて、その奥深さとおもてなしの心を五感で感じることができます。
ぜひ、この機会に日本料理をもっと身近なものにしてみませんか?
CONTENTS
にじり口の向こうに広がる非日常空間
“にじり口”とは茶室に入るための小さな入り口のこと。座ったままの姿勢で膝をするように移動する「にじる」という動作から名付けられました。現代の日常生活ではほとんど使うことがない動きです。そして、にじり口は日常と非日常を隔てる「結界」の役割を果たしているとも言われています。路地を抜け、ここに入った瞬間から、その場の一期一会を愉しみ、自分と向き合う「喜想菴リトリートコース」の時間が始まります。
運ばれてくる会席料理の合間には、日常生活ですぐに活かせる和食のマナーを女将から伝授してもらえます。伝統やしきたりは決して厳しいものではなく、料理を深く楽しむための、先人の知恵と想いが集まったものです。ほんの少しのマナーを知っているだけで、その時をさらに楽しむことができます。
茶の湯に触れる時間も大切に
食後は茶室として整えられた部屋で、抹茶を点てる体験を。難しい作法は一旦忘れ、まずは湯の湧く音に、茶筅を回す音にそっと耳を傾け、茶の湯の世界観をただ味わってみてください。
季節を五感で感じる会席料理
「喜想菴リトリートコース」は、茶の湯だけでなく、より季節を五感で感じられる、会席料理まで堪能できるものとなっています。全11品の料理には、毎月、旬の食材が使用され、一つひとつの料理には出てくる順番にも意味があります。
まずは、お白湯。喜想菴では料理が始まる前から、おもてなしが始まっていると考えられています。胃の負担を軽減する白湯を一口目に飲むことで、おなかが温まり消化をスムーズにしてくれるとか。その後の食前酒では、さっぱりとした季節のフルーツ酒をいただきます。
先付けでは、食が進みやすくなる酢で味付けられた一品が用意されます。
煮物椀では、魚のすり身をふわりと仕上げた練り物や、ゴマ豆腐、旬の食材を、一番だしで味わうことができます。店主こだわりの良質な昆布とカツオ節が合わさった一番だしには、香り高い上品な味わいが感じられます。最後の一滴まで残さず堪能してみてください。
鮮度の良い旬の刺身を味わえるお造り。季節によって変わるあしらいにまで、こだわりが詰まっています。また、市場にはなかなか並ばない和の食材に惹かれてしまいます。
緩急を極めた料理が楽しめるのも、会席料理の魅力の一つ。流れや順番だけでなく、間も大切にされています。そのため、お凌ぎには次の八寸まで一服するための「緩」の役割が。ほんの一口で食べられる、寿司や麺、そばなどが入っています。
山海の旬食材を使った和え物や珍味など、6品ほどが盛り合わさった八寸。季節の器や花などがあしらわれ、なんとも華やか!見た目にも心を奪われます。
炊き合わせは、野菜や魚介類などを素材の持ち味を生かした味付けで別々に炊かれ、それらが一つの器に盛り付けられています。だし汁まで味わってほしい、ほっとできる料理です。
飯物は、いわゆるメインディッシュ。農家から仕入れた甘みと粘りの強いお米が、土鍋で炊き上げられています。炊き立てが食べられるように、私たちのペースに合わせ、用意してくれるのも喜想菴ならでは。一緒に小吸い物や漬物まで楽しめます。
本来は、水分を多く含む果実やシャーベットが意味される水物。ここでは季節の果物を添えたゼリーやムースなど、店主が創作した独自のデザートが味わえます。
菓子は、こだわりの北海道産小豆を使用した、自家製粒あんが自慢。創業当時から変わらない味で、多くの人から愛されています。薄茶とともに、食後のデザートを堪能するのも忘れずに。
味はもちろん、料理と器の相性が考えられた見た目でも、存分に四季を感じてみてください。
「喜想菴リトリートコース」は、気軽に茶の湯体験を楽しめるスタンダートプランから、2名からは貸し切りも可能になる特別プランまで用意されています。日常から離れてリフレッシュしたい、自分自身と向き合う時間がほしい、気軽に日本料理や茶の湯を体験したいという人におすすめです。
早速体験した人からは、「楽しく癒されるだけでなく、作法の知識も得られることがとても良かった」、「順番が食べる人のことを想って組み立てられていて感動した」との声が寄せられています!
予約方法は公式サイトをチェック。
普段とは一味違う特別な食事を通して、心がほっとするひと時を過ごしてみませんか?
お料理 喜想菴
- お問い合わせ
- 0567-47-0015
- 場所
- 愛知県稲沢市平和町西光坊海道東373-2
- 営業時間
- 11:30~14:30、18:00~21:00
(「喜想菴リトリートコース」が体験できるのは昼のみ)
- 定休日
- 月・火曜
- 駐車場
- あり
- 支払方法
- カード可・電子マネー不可
- アクセス
- 名鉄「渕高駅」より徒歩で約16分
店主のコーヒー愛にあふれた空間で、自家焙煎コーヒーとモーニング。コーヒー専門店「尾州暁珈琲焙煎所」【愛知・稲沢市】
2023年3月1日(水)、自家焙煎のスペシャルティコーヒーのみを取り扱う、コーヒー専門店「尾州暁珈琲焙煎所」がオープンしました。 こだわり抜かれた本格的なコーヒーと、コーヒーをよりおいしく飲むためのおやつを展開しています。ドリンクを頼むと、バタートーストorチーズトースト(追加料金で小倉バターに変更可能)と、ゆで玉子がついてくる大満足なモーニングサービスも用意。さらに、自分だけのオリジナルなコーヒーを作れる「シェアロースター」も行なっているそうです。 店主のこだわりが光る空間に、コーヒーマニアやカフェ好きの間で、一躍注目の的となっている「尾州暁珈琲焙煎所」に、編集部も行ってきました! “コーヒーを愉しむ”ためのお店 「尾州暁珈琲焙煎所」は、JR「稲沢駅」から少し歩いた先にある、レトロなビルの中にあります。一見すると、何をやっているお店なのか分からない、だけど何だか惹きつけられる…。そんな外観に誘われてきます。 焙煎したての豆はガスを大量に放出しているため、瓶は開けたままの状態に お店に入った瞬間、コーヒーの香りに包まれます。それもそのはず、1階のキッチンでは、焙煎したてのコーヒー豆がたくさん並べられているんです。 精製方法、品種、生産地の標高、焙煎レベルと細かい説明が書かれています 1階では、オリジナルドリップバッグを販売。豆は18種類用意しており、手を出しやすいお手頃な価格帯となっています。焙煎豆の販売も行っており、前日までに注文すると、好きな豆を、好きな焙煎レベルで用意してくれるそう。 それでは、さっそく2階に上がってみましょう! 細部に店主のセンスが光る店内 窓際の席では、誰にも邪魔されない、一人時間を満喫できる レトロな外観から打って変わって、店内は一気に落ち着いたモダンな空間となっています。 「尾州暁珈琲焙煎所」のメインコンセプトは、“コーヒーを嗜む人のための珈琲屋”。さらに、セカンドコンセプトは“珈琲好きの大人の逃げ場”。そのコンセプトの通り、日々の喧騒を忘れられるほど、落ち着いた静かな空間が広がっています。 店内にあるインテリアや雑貨、照明などはすべて店主・中島さんによるセレクト。2人掛けのストライプ柄のソファがとってもキュートで、個人的に一番のお気に入りです!皆さんもぜひ、お気に入りの席を見つけてみてください。 こだわりづくしのモーニングとコーヒー 「モーニングサービス」(ドリンク代+小倉バターに変更110円) お目当ての「モーニングサービス」では、ドリンクを頼むと、バタートースト、チーズトースト、小倉バター(+110円)、ハニーチーズトースト(+60円)の4種類から選べ、どのメニューにもゆで玉子がついてきます。 コーヒーはポットに淹れた状態で提供され、およそ2杯分でお得感満載! トーストの温度で、バターがとけて浸み込んでいきます 今回は、厚切りの焼きたてトーストの香ばしさと、あんこの甘さのハーモニーがたまらない「小倉バタートースト」をセレクト。使用している食パンは、なんと自家製とのこと。外はサクサク、中はモチモチな食感と素材の味を味わえる、納得のおいしさです…。 提供しているコーヒーはすべて、産地や生産者ごとに細かくロットを分けられた「シングルオリジン」のコーヒー豆を使用。その中から日替わりで、浅煎り・中煎り・深煎りの3種類を用意しています。 一つ一つ丁寧に、時間をかけてドリップするのがこだわり 「ホットコーヒー」(520円) 取材時は、「インドネシア(深煎り)」、「ブラジル(中煎り)」、「エチオピア(浅煎り)」がありました。その中から、店主にどんな味が好きかなどいろいろヒアリングしてもらいながら選んでいただいた、「エチオピア(浅煎り)」。コーヒー初心者でも、店主に相談しながら決められるのも魅力のひとつです。 いただいた「エチオピア(浅煎り)」は、飲み口がまるで紅茶のようで、苦味が一切なく、フルーティーな味わいです。自分好みの産地と焙煎レベルを知ることができて大満足! コーヒーゼリー、生チョコ…午後のおやつも見逃せない! 「生チョコレート」(ドリンク代+110円) 11時から提供の「生チョコレート」は、なめらかな口どけで濃厚。スイートビターな味わいで、コーヒーとの相性も抜群です。そのまま食べるのも、コーヒーに入れてチョコ風味のコーヒーを味わうのもいいですね。 「コーヒーゼリー」(600円) 「コーヒーゼリー」は、自家焙煎のコーヒーを使った、本格的な味わい。バニラアイスがコーヒーの香りと深さを引き立てています。 ゼリーには、ゼラチンではなく、あえてアガーを使用しているそう。透明度が高く、プルンとした食感が特徴的なゼリーに、コーヒーが染みわたっています。 焙煎機の時間貸し「シェアロースター」とは 「シェアロースター」(利用料金2時間2800円) お店でも実際に使用している〈FUJI ROYAL(フジローヤル)〉のロースター「COFFEE DISCOVERY」。「尾州暁珈琲焙煎所」では、そんな本格的な焙煎機が誰でも利用できる「シェアロースター」というサービスを提供しています。 「焙煎機を買いたいけど、手を出せない」という方や「自分好みのコーヒーを作ってみたい」という方にぴったり。リーズナブルな価格で、特別な体験ができます。 さらに、会員になると、店内ドリンクがすべて100円引きという、うれしい特典も付いてきます!※モーニングを除く 尾州暁珈琲焙煎所「シェアロースター」 入会費 2000円 ※年会費不要 利用料金 2時間2800円 入会特典 店内ドリンクすべて100円引き ※モーニングをのぞく 利用時間 11:00~18:00 ※定休日を除く ※予約制で、当日空き状況で延長可能 予約方法 InstagramでのDMまたはLINE公式アカウントに 「ご利用日時」「お名前」をメッセージ 入会条件 「焙煎機の使い方講座」(コーヒー生豆込み5000円)の受講が必須 「いつ死ぬか分からないから、後悔したくない」店主・中島さんにインタビュー! 取材中もコーヒーについて、分かりやすく教えてくれた中島さん ——お店を始められたきっかけはなんですか? この店を始める前はもともと、地方公務員として働いていたんです。安定した職業ではあったんですが、40代に突入して、「このままでいいのか」と考えるようになって。父親は僕が小さい頃に他界しているんですが、生前は繊維会社を経営していました。僕は、仕事に全力投球だった父のことをずっと尊敬しています。46歳で亡くなったんですが、もうすぐ自分がその年を迎えることに気づいて、「いつ死ぬか分からないから、後悔したくない」と思いました。それで、ずっと大好きだったコーヒーの仕事で食べていくことを決意したんです。 ——そうだったんですね。周囲の人から反対もありましたか? そうですね。「安定した公務員を辞めるなんて、もったいない」なんて声も。僕には妻子がいるので、葛藤もありました。だけど、自分がそうだったように、いつか子どもに尊敬されるような父親になりたいというのもありましたし、「好きなことをしてもいい」じゃないですけど、父親である自分が道をあけていって、選択の視野が広がればと思いました。 幸い、妻には応援してもらえていて、普段は一人で営業しているんですが、土曜日はたまに手伝ってくれて。自分の体力や時間を忘れて没頭してしまい、家族に心配されることもあるので、無理をしないようにやっていけたらと思っています。 ——あえて“喫茶店”ではなく、“コーヒー専門店”に? そうなんです。ありがたいことに、喫茶にすごく好評をいただいているんですが、もともと、コーヒー豆販売のみのお店をやろうと思っていたんです。今よりもさらに、“コーヒーを嗜む”に重きを置いたものに。ですが、ここ一帯に根付いているモーニング文化の継承にも貢献したいと思って、モーニングメニューを入れました。ですが、あくまでコーヒー専門店なので、喫茶をきっかけに、おいしいコーヒーを知ってもらえたらうれしいです。 話し上手な中島さんに思わず聞き入ってしまいます ——セカンドコンセプト“珈琲好きの大人の逃げ場”には、どんな想いが込められていますか? 僕自身、公務員時代、ストレスから逃れるためにコーヒー店に行っていたんです。かつての僕みたいに、日常から逃げたいひとにとって、居心地のいい空間になってほしいという想いを込めています。ここで過ごして、「明日からまた頑張ろう」と思っていただけたらうれしいです。 ——これからどんなお店にしていきたいですか? コーヒーが好きだけど、家ではインスタントという方も多いと思っていて。そういう方にも、お店を通して、おいしいコーヒーに触れるきっかけになりたいと思ってます。もともと、コーヒー豆販売のお店をやろうと思っていたんですけど、豆だけだと集客的に厳しいと考えた末、喫茶をはじめたんです。ありがたいことにとても好評で、SNSを通してたくさんの方に来ていただいてて。喫茶もがんばりながら、今後はもっと焙煎豆の販売にも力を入れていきたいと思っています。 eri kimura WRITER Kimura 私自身、コーヒーが大好きで毎日飲んでいますが、忙しさからインスタントや缶コーヒーばかり。「尾州暁珈琲焙煎所」でコーヒーをいただいて、そのおいしさに感動しただけでなく、“ここは自分のためにある”と感じるほど、ゆっくりとした時間が流れる空間に心やすらぎました。毎日頑張った自分へのご褒美として、“逃げ場”として、また訪れたいと思います。 尾州暁珈琲焙煎所(びしゅうあかつきこーひーばいせんじょ) 場所 愛知県稲沢市小池1-6-13 営業時間 8:30~17:00(金・土曜のみ 8:30~22:00) 定休日 月・日曜 駐車場 あり(5台) 支払方法 カード・電子マネー可 アクセス JR「稲沢駅」より徒歩で約6分 Instagram @bishu_akatsuki_coffee_roastery 撮影/千葉亜津子 ※掲載内容は2023年5月時点の情報です ※価格は全て税込み表記です
カジュアルイタリアン「カフェ リエッコ(Café Riecco)」の青じそ香るパスタがお目当て!【愛知・稲沢】
“カフェスタイルで気軽に食べるイタリアン”をコンセプトに、稲沢市に2019年6月にオープンした「カフェ リエッコ(Café Riecco)」さん。愛知県の名産品・青じそを使ったパスタや、店内で手作りするドルチェが自慢です。今回は、お招きいただいた試食会に、編集部が行ってきました! 「愛知県の、地元農家を盛り上げたい!」 テーブル席をメインに、カウンター席、中2階の席もある広々とした店内。ランチ・カフェ・ディナーと、様々なシーンで利用できます。 店を営む伊東さんご夫婦。奥さまの両親はどちらもしそ農家で、青じそは幼い頃から馴染み深い食材だったそう。料理では薬味や飾りとして使われることが多いため、「もっとその魅力を伝えたい」と、メニューを考案しているそうです。実は、愛知県は青じその生産が全国一位って、知っていましたか? バリエーション豊かな、青じそ×パスタ エビと青じそのトマトクリームソース ホタテとフレッシュトマトの青じそソース(1091円+税) タコとオリーブ、青じそのペペロンチーノ ランチには、パスタに前菜、自家製パン、ドリンクが付くセット(1254円+税)を用意。「エビと青じそのトマトクリームソース」をはじめ、3種類から選べる月替わりパスタの一つには、青じそを取り入れています。香り豊かで爽やかな青じそは、せん切りをのせたり、ソースにしたり、使い方によって風味が変わるのも面白いです。ディナーはドルチェまで付くコースが2種類(1773円+税と2164円+税)あり、本格的なイタリア料理を楽しめますよ。 食後のお楽しみ。デザートにもこだわりが 和栗のケーキとあずきのジュレ(518円+税) ラフランスのロティとベイクフロマージュ(518円+税) 「和栗のケーキとあずきのジュレ」など、独創的なドルチェにも注目を。季節の食材を使ったものや、イタリアの定番のデザートを手作りしています。思わず迷ってしまうほど、種類も豊富。22時まで営業しているので、夜カフェとして使えるのもうれしいポイントです。 地元食材のおいしさを伝えたいと、熱い想いを持ったご夫婦の店。ぜひ行ってみてくださいね。 ※掲載情報は2019年12月時点の情報です
新業態「カフェタナカ 稲沢文化の杜店」は、パンやスイーツ、読書も満喫できる憩いの場
宝石箱のように美しいクッキー缶やチョコレートをはじめ、多くの人に愛され続けている「カフェタナカ」。同ブランド初となるブックカフェ「カフェタナカ 稲沢文化の杜店」に、もう訪れましたか? 仲間とのランチやティータイム、週末のモーニング、読書タイムにもぴったりの同店のメニューや魅力について、たっぷりとご紹介します。 全国でここだけ!「カフェタナカ 稲沢文化の杜店」は、パンやスイーツ、読書も満喫できる憩いの場 愛知県・稲沢市にある、ライフスタイル提案型店舗「CAFÉ TANAKA 稲沢文化の杜店」 愛知県稲沢市、稲沢公園近くの住宅街の中にある、「CAFÉ TANAKA(カフェタナカ)稲沢文化の杜店」。名古屋トヨペットとTSUTAYAとの共同複合施設にあり、TSUTAYAから1人2冊まで、購入前の本をカフェスペースに持ち込みできるのが特徴です。 「カフェタナカ 稲沢文化の杜店」は、名古屋の人々に愛される喫茶店「カフェタナカ」の新業態となる、ライフスタイル提案型店舗。 同店のオープンに至るきっかけやメニューへのこだわりについて、「カフェタナカ」専務取締役の水野さんに教えていただきました。 ーー東海エリアに4店舗を構える「カフェタナカ」さんの中でも珍しい、ブックカフェスタイルに惹かれました。お店のオープンにいたるきっかけは何でしょうか? 水野さん 名古屋トヨペットさんからお声がけをいただいたのがきっかけです。コンセプトである「NICE TO PEOPLE」という言葉に共感し、私たちとトヨペットさん、ツタヤさんと力を合わせて、稲沢のランドマークとなるような場所を作りたいと思いました。 そんな同店のコンセプトは、「自家焙煎珈琲&パン&アップルパイ」。 「自家焙煎珈琲」は、世界各地から個性豊かなスペシャルティコーヒー豆を厳選しています。香りと味の奥行きのあるコーヒーは、お菓子とのマリアージュに最適。直接顔を合わせた全国の農家から届く、おいしいりんごを使ったスイーツも必見です。 「パティシエの作った生食パン」(1斤:585円+税、2斤:1000円+税) 近年人気の生食パンを、「カフェタナカ」が手掛けるとまたひと味違ったおいしさに。 こちらの「パティシエの作った生食パン」は、「ゆめちから」をブレンドした北海道小麦を100%使用しています。さらに、フランス産はちみつとカルピスバターも入って、贅沢な仕上がりに。ひと口目は、そのまま何もつけず楽しむのがおすすめだとか。 ーー「カフェタナカ」さんは、今も昔も愛知・東海エリアを中心に多くの方に愛され続けているイメージが強いです。ブランド全体として、どんなこだわりや想いで営んでいますか? 水野さん 『本物にこだわる』という理念が、私たちのこだわりに詰まっています。地元名古屋の喫茶店をベースにスイーツやコーヒー、パン、カフェなど、すべてに私たちの考える本物へのこだわりを、しっかりと伝えていくことを、大事にしていますね。 ランチもティータイムも楽しめる、味も見た目も文句なしの逸品がそろう 「サラダガレット」(税込1000円) 食事からスイーツ、カフェメニューまで充実している同店の中でも、人気のメニューをご紹介。 こちらの「サラダガレット」は、そば粉のクレープガレットの上に、たっぷりの野菜やパストラミが乗った一皿。とてもヘルシーでボリュームもあるので、女性に大人気です。 「リッチブリオッシュ・フレンチトースト」(税込1200円) 「リッチブリオッシュ・フレンチトースト」は、自家製ブリオッシュトーストに、アパレイユをじっくりと浸し、オーブンと鉄板で2度焼。そのため、中までしっとりプルプルの独特の食感になるそうです。 フレンチトーストともこもこしたソフトクリームの黄金コンビは、無限ループへ突入してしまいます……! 「ショコラドパリ」(税込513円)と「本日のブレンドコーヒー」(税込400円) スイーツメニューを代表するのは、こちらの「ショコラドパリ」。25年以上変わらず定番であり続けるガトーショコラを、分厚くカットし、ふわふわの生クリームが乗っています。 おいしさの秘密は、小麦粉を一切使用せず、卵白の力で独特のきめ細やかな口どけを実現していることだとか。 また、スイーツのお供に欠かせないコーヒー。「本日のブレンドコーヒー」は、季節じよって変わるその時期一番のおすすめコーヒーです。さらに、コーヒーの試飲もできるので、豆の種類に悩んだときは、お店のスタッフに尋ねてみてください。 全面窓のカフェは、暖かな日差しが入って居心地の良い空間に 店内はサロンのように華やかな雰囲気。テーブル席やソファー席、テラス席もあり、その日の気分やシチュエーションに合わせて、使い分けできます。 ーー店内のデザインや空間へのコンセプトやこだわりを、教えてください。 水野さん 高級感がありながらも親しみやすいデザインのケーキショップを目指して作られました。店頭のショーケースから続く、カフェへのアプローチによって、お客様の期待を高めていただけるような、空間づくりになっています。 また、テラス席はペットOKなので、気候の良いシーズン中は、多くのペット連れのお客さまでにぎわっていますね。 お土産や贈り物にもぴったりな、クッキー缶「レガル・ド・チヒロ」 「レガル・ド・チヒロ」(税込4590円) 近年メディア情報も多く、SNSでも人気を博しているのが、おしゃれなクッキー缶の「レガル・ド・チヒロ」。 ーー水野さまが思う、「レガル・ド・チヒロ」の人気の理由や、おいしさの工夫について、教えてください。 水野さん 素材や手作りへのこだわりや、パティシエの技術でおいしさをできる限り丁寧に引き出す努力が、皆さまに認めていただけていると感じています。 また、缶のデザインもシリーズごとに変えているのも、人気の秘密だと思います。 * * * 家族や友人、恋人との食事やティータイムに、一人で読書タイムを楽しみたいときに、一日中自分好みの使い方ができる「カフェタナカ 稲沢文化の杜店」に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 ※掲載内容は2020年9月現在の情報です。 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2019.12.09カジュアルイタリアン「カフェ リエッコ(Café Riecco)」の青じそ香るパスタ...https://dev.kelly-net.jp/enjoytoday/2019120906002016479.html
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